白い手 (1990年)

少年映画評価 6点
作品総合評価 6点
少年の出番 100%(主役)
お薦めポイント 元祖、昭和30年代ノスタルジー
映画情報など 1990年公開/ビデオ発売終了
(写真は、中垣克麻君と福原学君)


■ストーリー

昭和30年代の千葉県の田舎に住む少年(中垣克麻君)の学校に、東京から少年(福原学君)が転校してくる。東京から来たとはいえ、カッコいいどころか、緊張すると大便を漏らすという、とんでもなくカッコ悪い少年。

福原君はイジめられながらも、次第に仲間に入れて貰えるようになったある日、ある豪邸の窓から少女の白い手が出ているのを見つけ、中垣君達は何とか少女に会おうと画策する。しかし、少女は重病のため、亡くなってしまう。


■お約束通りの展開ですが、安心して見れる作品

椎名誠の同名小説の映画化。「少年時代」と同じようなテイストですが、こちらの方が子供向け作品です。悪ガキが色々と、危険なトロッコ遊びをしたり、当時のプロレスに夢中になったりと、定番のエピソードが続きますが、嫌味はなく、素直に楽しめます。

病気の美少女に興味を持ち、アタックするくだりは、2005年のTVドラマ「あいくるしい」などの原型かもしれませんが、ワンパターンですね。

■御堂筋パレード

大阪に住んでいたので、御堂筋パレードは毎年ぶらっと出かけていましたが、関西テレビのフロートは「白い手」がメインで、子役2人が乗っておりました。この映画のスポンサーに関西テレビが絡んでいるようでした。

この時は、映画「白い手」の事は全く何も知りませんでした。パレードでは、美人のお姉さんが笑顔をふりまくフロートが大半の中で、少年2人が乗っているのが珍しいので、コンパクトカメラでズーム一杯にして撮影したのでした。

それで興味を持ち、公開後に映画館で鑑賞しました。ビデオは絶版になったようですが、レンタル店を探せば、まだあるかもしれません。気が向けば鑑賞してみて下さい。

1990年の大阪・御堂筋パレードにて
(管理人が撮影したものです)
スタッフに誘導されて歩く福原学君





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