3話収録されていますが、特にタイトルはなく、Episode1、Episode2、Episode3と、手抜きな感じです。ここで紹介するのは、少年達が主役のEpisode 3だけです。残りの2話は、出来もよくなく、ここでは一切省略します。
小学生の幹夫(鎌田雄太郎君)は不治の病で入院しているが、みずから死期が近い事を悟ったのか、兄の卓巳(鈴木祐真君)にこんな事を言った。「死んだら何も無いんだ。」(※役名と子役さんの氏名が一致しない部分があります。もし間違っていたら申し訳ありません。)
卓巳はショックを受けた。弟がそんな事を考えているなんて。そこで卓巳は、友達を集めて、幽霊が出るという噂の廃病院に忍び込み、心霊写真を撮ろうと考える。「死後の世界はあるんだ」という事を証明して、弟を勇気づけるためだった。
おっかなビックリで廃屋へ忍び込んだ卓巳たち。いきなり電話が鳴ったり、不思議な現象に肝を冷やしながらも写真を撮り、何とか逃げ出した。しかし、その後すぐ幹夫は亡くなってしまった。葬儀も終わってひと段落した後、卓巳は写真屋へ行き、廃屋での写真を受け取った。しかし。何も写ってなかった。
赤ちゃんとして生まれ、ハイハイし、幼稚園、小学校と泣き、笑い、病気になった弟の人生・・死んだらどうなるか。テレビのスイッチをパチッと切っただけ。後は真っ暗。死後の世界なんて何もないんだ。(「幽霊なんかない」という事実の方がずっと恐怖だという訳です。)