飛べ!コバト (2010年)

少年映画評価 7点
作品総合評価 4点
少年の出番 100%(主役)
お薦めポイント 少年俳優?田口司君
映画情報など 2010年制作/DVD等未発売(写真は田口司君)


埼玉県が主催する「SKIPシティ」というプロジェクトの中で製作された短編映画。でも埼玉県以外では見る機会もなく、残念に思っていました。ところが、主演した田口司君のブログ(スターダストプロモーション)でネット公開が告知されていましたので、喜んで視聴しました。

(当初はあまりに短すぎて、少年映画と認定できないと思い、第5部に掲載していましたが、短くても少年俳優100%の作品なので、第3部に昇格させました。)

田口司君、惚れ惚れするような美少年
■ストーリー

(物語の背景は不明なので、勝手な推定を含みます。)埼玉県の片田舎に越してきた少年コバト(田口司君)は友達が出来ない。みんなに認められるには、町を流れる川岸にある大きな岩から飛び込まなければならないが、怖くてできない。

今日も岩の上でイジイジとためらっていると、近所の女子中学生2人(ひょっとすると親戚なのか)から、意気地なしとハッパをかけられる。そんな時、クラスの悪ガキ3人組から、女子中学生の下着を盗ってくれば、飛び込まなくても仲間に入れてやると言われ、下着を盗ろうとするが。しかし最後は、ふっきれたように岩から飛び込コバトだった。

■映画と呼ぶには厳しい。でも爽やかな映像作品でした。

どうしても、こういう企画は製作時間に制限があるのでしょう。全体的に練習不足。特に小学生3人組のセリフは、原稿棒読み。もう少し何とかならなかったのでしょうか。また、十数分の短編ですが、コバト以外に、女子中学生同志の葛藤を入れたりと、散漫な感じが拭えません。

ただ少年映画ファンとしては、田口司君がしっかり主演した事は嬉しいことです。少年俳優として最も輝く旬の時期ですので、次はもっとしっかりした「映画」に主演してくれる事を切望します。頑張れ。

それにしても。少年は岩や橋から飛び降りないと大人になれないの?今年は、郡上八幡を舞台にして、やっぱり飛び込む映画「さよなら夏休み」を見たあとだけに、つい思ってしまいました。でも、是非配信中に皆様もご覧下さい。できればもう少し画質のいい映像を見たいので、他作品と合せてDVDになると嬉しいのですが。





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