悪夢ちゃん The 夢ovie (2014年)

少年映画評価 6点
作品総合評価 4点
少年の出番 90%(主役クラスですが)
お薦めポイント ジャニーズ Power
映画情報など 2014年公開。BD/DVD発売。


2012年に日本テレビ系列で放送されていたTVドラマの映画版。TVドラマ版は何回か見ましたが、ちょっとついていけませんでした。衛星放送で放送された映画版を見ましたので、少し感想だけ。

出番の少ない男子生徒たち(有名子役もいるのですけれど)
■ストーリー

予知夢を見れる「悪夢ちゃん」と呼ばれる少女は、かつて同じ能力を持っていた女性教師(北川景子さん)の指導を受けて予知夢に対応してきた(TVドラマ版はそのエピソード)。ある日クラスに完司(マリウス葉君)という超美少年が転校してきた。

しかし悪夢ちゃんは、完司少年の邪悪な予知夢を何度も見てしまった。その夢の通り、完司には邪悪な裏面が見え隠れする。悪夢ちゃんは、完司の秘密をさぐり出すことになった。

■本来は少女映画。それを覆すジャニーズのパワー

まず、TVドラマ版か原作小説の予備知識がないと、なかなかstoryが把握できません。特に悪夢ちゃんと女性教師の関係に戸惑います。私の場合、もうどうでもよくなって適当に見流してしまいましたけど。

悪夢ちゃんシリーズは、原則的に、悪夢ちゃんを演じた木村真那月さんと、教師役の北川景子さんの二人が主役。しかし本作品のマリウス君、さすが事務所のパワーで、実質主役の扱いです。でも当初は少年映画とは思いませんでしたが、J事務所への偏見を取り去れば、やはり少年映画として3部に格上げ。

マリウス君ですが、意外と言っては失礼ですが、かなり演技もセリフも出来るのです。ルックスは西洋系なので超美少年ですし、いい少年俳優になれたのではと思いますが、いかんせん背が高すぎる。北川景子さんより高いのにランドセルを背負っているのは。(そこに萌える人も)

SMAP騒動(2016年)もあり、J事務所にはどうしてもdirty感がつきまといます。今回もマリウス君以外の少年俳優の扱いは散々ですし、映画紹介サイトのギャラリーは、マリウス君の写真だけ一切掲載なし。

一方こういった教室モノは、どうしても女子勢の方が目立ちます。「ブタがいた教室」(2008年)でもいましたが、自己主張の強すぎる嫌なタイプの女子生徒は必要でしょうか。(いらないと思うのですけれど)

端役その1。清水優哉君(小学生役は厳しいか)
端役その2。若山輝人君(この後、少しブレイク)

(追記)清水優哉君といえば、WeCan47(BSフジ)で子供とは思えない話ぶりや、場の仕切りまでできる芸達者ぶり。当時子役ファンサイトの大御所だった「すぎまる様」もご贔屓にしておられた事を思い出します。すぎまる様は、今どうされているのでしょうね。たまには掲示板にでも書き込んで下さればいいのですが。





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