皆既日食の午後に (2013年)

少年映画評価 6点
作品総合評価 5点
少年の出番 40%(群像劇ですが、少年が主役)
お薦めポイント 濱田龍臣君の声と表情
映画情報など 2009年製作。スマホ向けに配信中。
(写真は濱田龍臣君)


2011年のショートショートフィルム フェスティバルに出品。音楽ユニットsuperflyの「Ah」という楽曲にインスパイアされて製作されたとの事。14分という短さにも関わらず3組のキャストによる群像劇。

スマホ向けに有料配信されていましたが、youtubeでも見れるようです。とにかく可愛かった頃の濱田龍臣君が見れるだけでも貴重な作品。

この角度の濱田龍臣君。本当にいい感じの美少年...
■ストーリー

皆既日食が起こるという日。少年(濱田龍臣)は足を骨折して学校を休み、何気なく窓の外を見ていたら、向いの家のガラスを割って侵入する男の姿を発見。向いの家は老人が1人。少年は向いの家に電話をかけた。なんと男は電話を取った。男は少年と話をする。男が子供の頃の父は....

一方、宅配業者の中年オヤジと女性のコンビ。変な配達物に手を焼いていた。皆既日食が始まり真っ暗になった時、2人は向の家にクリスマスケーキを配達。そして出てきた子供にハッピーバースデイ...と歌う。それを侵入した男が見ていた。これは皆既日食が起こした幻想なのか、過去の映像なのか...

■男は誰だったのでしょうか...

向いの家の老人は頑固ジジィ。少年はよく叱られたが(なぜか)電話番号は知っていた。そのジジィは3日前に倒れて入院中。そこへ侵入した男。これは泥棒に違いない!と警察に電話するのが普通。でも少年はなぜか面白がって侵入中の男に電話する。退屈しのぎ?あまり少年らしくない行為だなぁ...

男は金目のモノには目もくれず、物色するのは古いアルバム。そこに写っている少年とオヤジ。この男は息子だったのだろうか。であれば鍵くらい持ってないの? 勘当されて家を追い出されたのかも...

親父と暮らしたこの家(♪何もいい事はなかった byアリス)。皆既日食で映し出されたクリスマスケーキで誕生祝いをして貰った映像。これは男が叶えられなかった夢なのか、それとも忘れていただけなのか...

骨折で学校は休み中。母は今日も仕事で遅い。
退屈を持て余す少年。皆既日食なんてつまらないし...
カーテンの隙間から外を覗くと泥棒が!
これは面白くなってきたぞ!(ちょっとヒネてますなぁ)


向いの家に電話して泥棒を脅かしてやろう...
だが男は狼狽する事なく少年と会話を続ける。
話を聞くうちに何だか身につまされて...
(濱田君の出番は部屋の中だけ。外にも出て欲しかった)


皆既日食と同時に宅配便が届き、子供が出現した
(この子は泥棒男の少年時代だったのか...)
サンタの扮装をした2人は宅配便業者
ケーキに火をつけて父と一緒に歌を歌ってくれた
(それが写真となって家に残っていた...)


※後記
男の少年時代を演じた子役さんの名前は不明。エンドロールに出ていたとは思いますが特定できませんでした。最近は調べる気力もなくなってしまって...





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