おいしい給食 Final Battle (2020年)

少年映画評価 6点
作品総合評価 5点
少年の出番 80%(準主役)
お薦めポイント 佐藤大志君と市原隼人さんのコンビ
映画情報など 2020年公開。BD/DVD発売中。
(写真は佐藤大志君)


2019年に放送されたTVドラマ。学校給食が懐かしいだけのシンプルな話でしたが意外に人気。そこでFinal Battleとして映画化。ドラマ人気のまま映画と考えたのでしょうが、新型コロナウイルスで映画興業は本作含め大打撃。残念です。でも人気は残っているようです。レンタル開始日は棚が空っぽ。奇跡的にブルーレイが残っていたので借りました。

生徒会選挙の演説会場へ向かうゴウ。振り返った先には甘利田先生が...
■ストーリー

1984年の秋。中学校教師の甘利田(市原隼人)は無類の給食好き。頭の中は授業よりも給食の献立。しかし彼のクラスの神野ゴウ(佐藤大志)はその上を行く給食マニア。奇抜な食べ方で甘利田を圧倒。甘利田は先生のくせに神野にライバル意識を剥き出しにしていた。

そんな神野が1年生で生徒会長に立候補。公約は給食改革。甘利田は応援するが、いきなり教育委員会から給食廃止の通達。生徒には公表しないまま立会演説会。このままでは神野の立場がなくなる。甘利田は悩んだ末に...

■給食なんて...

私が育った大阪郊外は人口急増期。中学は1学年12〜14クラス。プレハブ仮校舎。給食設備なんて当然無し。私が入った男子軟式テニス部は1年生96人。コートは1つ。1年生全員でコートを取り囲んでボール拾い。自分の所に1球でもボールが飛んできたら自慢でした。

えっお前の話なんか聞きたくないって...すみません。給食は小学校でしか経験していませんが、本作と違ってまずい給食のイメージしかありません。なので、こうして美味しそうに食べる出演者を見ると羨ましくなります。いいなあって。

先生の市原隼人さんが本当にハマり役。嫌味がなくていい俳優さんになりました。そして神野ゴウ役の佐藤大志君。声変りしてしまったけれど美少年です。演技も堂々。泣き虫?だった頃に主演した「鉄の子」から大成長。その意味で本作のポスターやキャスト順序には不満。佐藤君をもっと大きくしないと...

今日も給食が始まった。その前に校歌斉唱。
(メロディは愛国行進曲。♪見よ東海の空明けて...)
メニューは鯨のオーロラソース!
甘利田先生に向かって挑発的なドヤ顔


1年生で生徒会長に立候補したゴウ
生徒の意見を反映した給食を実現します!
給食廃止。ゴウの演説会は失敗だった。
(佐藤君。演技で泣けるようになったのか...)


当面、給食は隔日。給食の無い日は弁当持参だが...
ゴウも先生も弁当なし。先生はカップ麺をゴウに..
カップ麺だって工夫すればおいしくなるよね。
ゴウも先生も前向き。いいコンビだなあ...
でも先生は教育委員会にタテついたせいで他校へ異動



※後記
佐藤君と市原さんの次に印象に残った役者さんは、あの教育委員会のオヤジ。いやいや「お主も悪よのう...」が似合う悪人づら。もうちょっと懲らしめて欲しかった。





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