まさしくん (2004年)

作品総合評価 5点
少年の出番 100%(一応は主役なんですが)
寸評 雰囲気は評価。12分では消化不良。
【少年映画でない理由】監督の視点が少女寄り
映画情報など 2004年製作。DVD発売。(写真は主役の三原大季君)


大阪を舞台に独立系の映画を制作している石原貴洋監督。全く知りませんでした。ある日、大阪日本橋の行きつけの中古DVDショップで「夢の小学惑星 子供たちの情景 イシハラ・ショート・ストリーズ」というDVDを見つけました。何と200円!すぐに購入です。

石原監督が子供を主役に製作した短編映画9本のうち3本が収録されています。「共存時代」49分、「まさしくん」12分、「ぼくのいちにち」12分。メインは中編の「共存時代」ですが、これは少女映画でした。

■ストーリー

たった12分ですので、ストーリーらしいものもないのですが。小学生のまさし(三原大季君)は、どこでも寝込んでしまう癖があった。今日も教室のロッカーで寝てしまい、起きたら皆んな下校済み。慌てて職員室に行くと、先生に言われた。「保健室で寝ていた女の子と家まで一緒に帰ってあげて」

ちょっと照れくさかったけれど一緒に帰ることにした。女の子に「私は明後日、転校するの」と言われ、ちょっとショック。翌日、学校で彼女を見つめていると、クラスの男子に囃し立てられた。「あの子が好きなんだろう」
さて結末やいかに。

■所感など

たった12分で、そんなに起承転結がある訳でもなく、コメントのしようがないのが正直な感想。まさし君の少しぼけたキャラが微笑ましい、それくらいでしょうか。

保健室で寝ていて帰りが遅くなってしまった女の子を、同級生の男子に送らせるのもどうかな?って気もします。少し気になったのは、本作品の主役はまさし君ですけれど、監督の視線は、女の子の方に向いているような感じがしたこと。






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