大停電の夜に (2005年)

作品総合評価 5点
少年の出番 10%(チョイ役)
寸評 停電の夜の過し方マニュアル映画
【少年映画でない理由】出番が少ないこと
映画情報など 2005年公開/DVD発売済


2004年の「HINOKIO」で不当な扱いを受けた本郷奏多君が出演すると聞いて、今度こそ本郷君の代表的作品になるのでは、と非常に期待していました。そのため一般公開まで待てず、2005年東京国際映画祭のクロージングナイト特別公開に「ぴあ」でチケットを取り、渋谷のオーチャードホールへ出かけました。

■ストーリー

人工衛星が墜落した夜、東京に大停電が発生する。その停電の中で、幾組みかの男女の運命が変わるなど、ドラマが進行し、そして彼らは、あるバーへと集まってくるという群像劇。天体観察マニアの中学生(本郷奏多君)が、自殺しようとしていた女性を発見するエピソードが最初。しかしこのエピソードだけは、他のエピソードとは関連なし。


■あっさりしすぎ

本郷君の出番は数分程度、それも女優の香椎由宇さんがメインで、本当にチョチョイのチョイ役。しかも他の出演者は最後にバーに集まってくるなど、一つの線に絡んでくるのに、この2人は放置されたまま。

本郷君と香椎さんのペアも全く不自然で、少年らしさが全く生かされていない作品でした。これは少年映画ではなく、ろうそく屋と味の素ブレンディのCM映画と認定しました。(なぜブレンディかって?DVDでも観て下さい)

おまけです。渋谷オーチャードホールの席は後方のため、本郷奏多君の顔は見えにくかったのですが、ゲッソリとやつれて、病人のように見えました。後でネット情報によると「テニスの王子様」撮影中で、監督からシゴかれていたとか。






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