小学生のリク(荒井雄斗)は母(宮地真緒)と2人暮し。父の事はよく覚えていない。リクは悪ガキに強要されて万引きした現場を男(毎熊克哉)に見られた。男はリクを気にかけて話しかけてきた。男は母が働くスナック(実は風俗店)で、母を指名する常連客。しかし指名するだけで行為はしない。
この男はヒットマンで大物を殺すために関東にやってきたのだった。母と男は陰の部分に惹かれ合う。最初はリクが母の息子だとは知らなかったようだ。目的を果たして出頭する前夜。男は母と初めて肉体関係を持った後、追手に射殺された。
作品総合評価 | B |
少年の出番 | 10分未満(主人公の息子役) |
寸評 | ありきたりなストーリーだが、母子と男の思いが印象に残る。【少年映画でない理由】出番が少ないこと。 |
映画情報など | 2018年公開。BD/DVD発売中。 写真は荒井雄斗君。 |
映画の内容どころか存在も全く知りませんでした。たまたまWOWOWで放送されたものを鑑賞。少年映画ではありませんが、意外な拾い物にあたったような気分。皆様もよろしければご覧になって下さい。
小学生のリク(荒井雄斗)は母(宮地真緒)と2人暮し。父の事はよく覚えていない。リクは悪ガキに強要されて万引きした現場を男(毎熊克哉)に見られた。男はリクを気にかけて話しかけてきた。男は母が働くスナック(実は風俗店)で、母を指名する常連客。しかし指名するだけで行為はしない。
この男はヒットマンで大物を殺すために関東にやってきたのだった。母と男は陰の部分に惹かれ合う。最初はリクが母の息子だとは知らなかったようだ。目的を果たして出頭する前夜。男は母と初めて肉体関係を持った後、追手に射殺された。
主役の宮地真緒さん。超美人でスレンダーなボディが魅力的でしたが、本作品では子持ちの風俗女性。スレンダーというよりも痛々しい感じがして。でもそれはそれで魅力的でした。
ヒットマンの男。母を何度も指名しますが、部屋に入っても行為は行わず、窓から外の様子をうかがうばかり。最初はこの男は刑事で張り込みをしているのかと思ってしまいました。母も行為なしでお金が貰えるならラッキーと思っていたのかもしれません。でも男の横顔に惹かれていきます。
男が少年リクに優しくしたのは、自分が決して持つことの無い家族に憧れがあったのでしょう。母がいて男がいて。そして息子がいる。そんな3人を描いた絵のシーンもありました。人を殺してしまった以上、もはやカタギの人間には戻れない男の儚い夢。
リクは10歳の設定。演じた荒井雄斗君は当時12歳だとか。幼い笑顔の表情をみせてくれましたが、時折りキリッとした厳しい少年の表情。やはり12歳なんだな。そう思うとまた感じるものが違います。
※後記
少年は関西の淡路島で祖母と暮らしていた設定。祖母が亡くなったので東京で働く母のもとへ転がり込んだとの事。なので母子関係が少しギクシャクしているのは判りました。ただ関西弁が全く無いのは..