海岸通りのネコミミ探偵 (2022年)

作品総合評価 B-
少年の出番 50%以上(準主役)
寸評 ネコ探しが人間の絆を修復。もう少し内容に深みがあれば。【少年映画でない理由】主役はあくまで青年。
映画情報など 2022年公開。BD発売中。
写真は菊池爽君。


映画の情報は知っておりDVDレンタル待ちでした。しかしDVDではなくBlu-rayのみ発売。これは嬉しいのですが、私が利用するDMMなどでは本作のレンタルは扱っていません。ようやくU-NEXTで無料(月額基本料のみ)になりましたので鑑賞できました。

猫探しを断られたユウタ。追いかけて事情を聞く青年。

湘南で暮す青年(牧島輝)の猫が行方不明になり、ペット探偵(和田正人)に依頼。猫は見つかったが、青年は捜査料金が払えず、探偵の下働きをすることになった。そこへユウタ(菊池爽)という少年がゴンタという猫を探して欲しいと一人で依頼に来た。未成年の依頼は不可と探偵は断ったが、青年は黙って引き受ける事にした。

ユウタの家は横浜市内。青年はあてもなく探し始めるが当然見つからない。ひょんな事から探偵も捜査に加わりゴンタを見つけた。そこはユウタの父の家。ユウタの両親は離婚調停中で父は既に別居。ユウタと猫のゴンタのおかげで、両親は絆を取り戻す。


行方不明のペットを探すプロ?の方。TVの取材番組などで見た事があります。本作はそれに人間ドラマを加えたようなストーリーですが、どうも映画としては安易な感じがしていけません。TVドラマでシリーズものならいいのでしょうけれど。

主人公の青年。演じた牧島輝さんはイケメンですが、あっけらかんとし過ぎている感じが強過ぎて。これは本人の演技力とは関係なくそういう演出だったと思います。牧島さんのファンの方には楽しい作品に違いありません。

ペット探偵を演じた和田正人さん。この人のいかがわしさがとにかく面白くて。この探偵さんをもっと前に出してコメディ要素を強化した方が印象に残る作品になったと思います。

少年ユウタ。この手のイケメン主役映画では出番は数分あればいい方か、と思っていましたら映画の半分以上も出番があったのは嬉しい誤算です。演じた菊池爽君はそつなくこなしていました。ルックスもいいので、また別の作品でも活躍できたらと思います。


いなくなった愛猫のゴンタを探して欲しい。
横浜からわざわざ湘南まで一人でやってきた。
未成年とは契約不可。両親と一緒に来てくれ。
右の所長はにべもなく断った。


青年は決断。よし俺が探してやろう。
パッと輝く笑顔。依頼料1万円を差し出す。
とはいえ青年はド素人。猫探しテクニック無し。
ユウタの表情も暗い。この人に任せて大丈夫なの?


ゴンタの居場所が判った。別居中の父の家。
喜んでゴンタを抱くユウタだったが...
(おまけ)青年の子供時代。野良猫が寄ってきた。
青年は野良猫をミミと名付けて可愛がった。
(演じた子役さんの氏名は判りません)




※後記
関西で大人気を誇る探偵ナイトスクープ。この番組でも数々の捜索依頼がありましたが、行方不明のペットの捜査もあったかもしれません。この番組では感動もありますが、どちらかといえばお笑い嗜好が強い感じですので、クセの強い人間、あるいはクセの強い演出(ヤラセ)も気になります。





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