ムービー・デイズ (1994年)

製作年・国 1994年・アイスランド
少年映画評価
お薦めポイント おじいちゃんと少年。のどかな情景
映画情報など 1999年国内公開。DVD等国内発売なし。海外版あり。
写真はオリヴァ・ジェンス・エルナルソン君。


アイスランドの少年トマス(オリヴァ・ジェンス・エルナルソン)が主人公。家族は両親と兄。楽しみは映画を見ること。夏休みにトマスは祖父の家に預けられた。優しい祖父は昔話をしてくれるがトマスにはちっとも面白くない。映画はもっと凄いんだよ!

しかし祖父には別の面があった。毎晩、悪霊に取り憑かれて騒ぎ出すのだった。そのうちトマスにも悪霊が見えてくるから恐ろしい。そんな時、いきなり訃報が入った。父が亡くなったと...


1950年代終り。TVを持っている家は数えるほど。町の子供たちはTVのある家の窓に群がってアメリカ製ドラマに夢中。またトマス一家だけでなく町の住民みんなが映画館へ新作がかかるのを楽しみにして正装して出かけます。(思えば、映画というメディアが一番幸福な時代だったかもしれません)

一方でアイスランドには米軍が駐留しているためアメリカ文化が激流のように入ってきます。コンバット、西部劇、MGM映画、コーラ...当然それに反発する人間もいます。でもトマス少年はアメリカ映画に夢中。小さな子供を集めて映画館のマネごとをしたり。

とにかくトマス少年が素朴で可愛い。それだけでも癒されます。ただ本作は見方を変えればホラー映画。かなり意味深なものに思えます。

トマスは映画少年。見るだけでなく映画ごっこ?
(器用にミシンを使って何を作っているのか)
夏休み。トマスは叔父の家に預けられる事になった。
(そこには祖父がいる)


祖父は優しい。昔話や指笛を教えてくれた。
(でも夜になると時々悪霊に襲われるそうだ...)
いきなり父の訃報が届いた(悪霊のせい?)
トマスは1人でバスに乗って帰る。何を思うのか...






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