Thomas and the Falcon King (2000年)
製作年・国 |
2000・チェコ |
少年映画評価 |
A |
お薦めポイント |
動物と会話できる能力を持つ少年 |
映画情報など |
国内未公開。海外版DVDあり。 写真はブラノ・ホリセク君。 |
中世のおとぎ話か冒険物語ですが、とにかく少年トーマスが大活躍。そしてトーマス役のブラノ・ホリセク君が超美少年。ストーリーはともかく少年俳優ファンには大満足の作品です。『ネバー・エンディング・ストーリー』のノア・ハザウェイ君のような印象です。
主役トーマス役のブラノ・ホリセク君
中世ヨーロッパ。14歳のトーマス(ブラノ・ホリセク)は動物と会話できる能力を持つ明るい少年だ。両親はおらず祖父と姉の3人暮し。城主の娘フォルミナの誕生日。民衆は贈り物を持ってお祝いに来た。トーマスも祖父と一緒に城へ言った。まさかのハプニングでフォルミナ嬢とダンスをしたトーマス。
トーマスはハヤブサの匠(訓練士)の弟子になった。匠は城主へ優秀なハヤブサを贈ったが、野心家の部下がそれを毒殺。さらにフォルミナ嬢の婚約者を誘拐し、その罪を匠とトーマスに押し付ける。死刑という絶体絶命のピンチを救ったのがトーマスの能力とハヤブサだった。
お城へ行ったトーマス。肥桶馬車が暴走。はずみでトーマスは肥桶にドブン!そのまま城主とお嬢様の前へ。ウ○コまみれで高貴な方々と対面。何を思ったかお嬢様はトーマスに手を差し出しダンスを始めるのです。(まあこれも映画ですから...)
2020年に話題になった長編映画『異端の鳥』でも少年が肥溜めに投げ込まれます。なにか東欧諸国では少年をウ○コまみれにする習慣でもあるのでしょうか。そんな訳ないか...
本来は苦労に苦労を重ねるハヤブサの訓練ですが、トーマスはハヤブサと話が出来るのであっという間。これは反則でしょう。捕まって縛られたトーマス。ネズミを見つけてロープを噛み切って貰います。あまりに安易ですが、これはこれでいいでしょう。同じハヤブサでも映画『ケス』とは対照的な作品です。
トーマスは動物と会話が出来た。
(この能力を悪用しようなんて考えもしない)
城主のお嬢様に会いにお城へやってきた。
(かなりのイケメンです。)
目を伏せると少女のようにも...
(14歳の設定ですが、声変りしていません)
肥桶馬車の男と話すトーマス。
(肥桶ドブンのシーンは省略しますね...)
ハヤブサの訓練をするトーマス。
(会話できるとはいえ、やはり訓練は必要)
お嬢様の婚約者を救出して大団円。
(とにかく少年とハヤブサが大活躍でした)
※後記
チェコスロバキアは1993年にチェコ共和国とスロバキア共和国に分離しました。本作はチェコの他にスロバキア、ポーランド、ハンガリー、ドイツ、フランスの合作となっています。