グッド・ボーイズ(2019年)

製作年・国 2019・アメリカ
少年映画評価 B+
お薦めポイント 米国版のお下品なズッコケ三人組
映画情報など 2020年、国内公開。BD/DVD発売中。
(写真はジェイコブ・トレンブレイ君)


新型コロナウィルス感染拡大の影響で国内公開が遅れた作品。今どきこんな少年3人組のコメディを作り、そしてヒットするアメリカはやっぱり凄い。少年少女映画が作られない国に未来は無いのかも。ちょっと書き過ぎました。

おバカな3人組。左からルーカス、マックス、ソー。

12歳のマックス(ジェイコブ・トレンブレイ)は2人の親友と3人でいつも一緒に行動。クラスのマセガキからキス・パーティに招待された3人組。普段は生意気な3人も本当のキスをした事がない。3人はキスについて勉強。手始めに父のドローンで隣のお姉さんを盗撮しようとするが、ドローンを壊されてしまった。

このままでは父に叱られてパーティーには行けない。マックスたちは新しいドローンを買おうとスーパーに。横断歩道のない高速道路、違法ドラッグ、ダッチワイフなど珍騒動を繰り広げるが、結局は父にばれてしまった。それでもマックスはパーティに参加。彼女とキスに成功。でも大切な親友2人は別の道を歩み出す。


「とてつもない悪ガキ連中がエロな悪さを繰り広げる」そんな話を聞いていたので、ちょっと眉をひそめながら見たのですが全く違います。まあ可愛いガキども。エロどころかオクテといっていい3人組。キスの仕方も知らないとは。根性試しはビールを何口飲めるかですよ。俺は2口飲めたぜ!それで自慢かよ...

例えば『mid90s ミッドナインティーズ』の少年は13歳ですが、酒、タバコ、ヤク、大人の女性とセックスまで何でもあり。それに比べれば赤ちゃんのようなもの。但しエロ道具(大人のオモチャ)はまるで見本市のように登場。最後のアナルビーズなんてちょっと危な過ぎて...

主役マックスを演じたジェイコブ・トレンブレイ君は本当に売れっ子俳優。色んな役をこなしてきましたが、このはっちゃけた少年役が彼の素に近いのかもしれません。

そして2人の親友。両親が離婚する事になったルーカス(キース・L・ウィリアムズ)、少年シンガーになったソー(ブレイディ・ヌーン )。3人組は別れるけれど友情は永遠だ。ありきたりですがいい話じゃないですか。


マックスは12歳。女の子に興味津々なお年頃。
(クソ生意気だけれど可愛い少年です)
ドローンを買い直すため、大事なレアカードを売る事に。
やって来た客に3人は「小児性愛者じゃないよね」


ええっこれは少年? 残念でした。ダッチワイフ。
(米国ではショートパンツは女性のエロ衣装の一つ?)
ダッチワイフ相手にキスの練習をするマックス。
最初は股間にしか目がいかない3人組だった。


結局はキス・パーティに参加したマックス。
キス相手を決めるゲームで失敗。でもソーが譲ってくれた
6年生も終り。3人組はそれぞれの道に別れていく。
別れても僕たちはいつも一緒だ...



※後記
DVDの特典映像。本作のロケはジェイコブ・トレンブレイ君の住むカナダのバンクーバー。そして学校は実際に彼が通う学校を借りて撮影したそうです。映像の中でジェイコブは自分のロッカーを見せて中からテスト答案を出してスタッフに見せます。A+と高得点を自慢。でもスタッフのかけた言葉は「ロッカーたまには整理するのかい?」
小6男子のロッカー内がぐちゃぐちゃなのは世界共通。なにかホッとしました。




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