1962年のアルゼンチン。人里離れた教会の寄宿舎は不遇な少年たちを収容していた。若い神父2人が指導しているが、少年たちの態度は真面目とは言えない。その中のフランツ(マヌエル・ルカ・フィゲイロ)は他の少年たちと交わらず、いつも一人。そこへ新たにマルティン神父(イヴァン・ノエル)が赴任。しかしどこか神父らしくない。
ある夜、マルティン神父はフランツに話す。自分はお前の母違いの兄なのだ。ドイツにはお前の家族もいる。それを信じたフランツは目を輝かす。神父はフランツを連れて教会を出るが、その直後に警察が。マルティンは偽神父で殺人犯。フランツも危ない。しかし追ってきた別の神父により窮地を免れた。マルティンは何者なのか?