涙をふいて (2000年)

初回放送・製作 2000年・フジテレビ 水曜劇場 全11回
作品評価
お薦めポイント 兄弟もの。現在大活躍の俳優さんが初々しい
関連情報など VHSビデオ絶版。
(写真は、次男役の辰巳雄大君)


2000年にフジテレビ系列で放送された連続ドラマです。ジャニーズはじめ、大手の芸能事務所から若手の有望なタレントを集めたもので、それなりにヒットしたように記憶しています。まだ幼い神木隆之介さんを初めて見たのが、このドラマでした。

DVDも発売されておらず、放送を録画したVHSテープも廃棄してしまいましたが、テープからキャプチャーした画像がいくつか残っています。当時は神木さんがブレイクするとは思わず、小学6年生のお兄さん役を演じた辰巳雄大さんが印象に残っており、キャプチャー画像も辰巳さんが中心でした。

兄弟姉妹を演じた神木君、上戸彩さん、辰巳君

ある一家が火事にあい、父親は死亡、母親は意識不明の重体。残された子供たちを、父親の後輩だった、大工の大西(江口洋介)が引き取ることになった。高校生の長男(二宮和也)、中学生の長女(上戸彩)、小6の次男・康太(辰巳雄大)、小2の三男・良太(神木隆之介)の4人。

引き取ったはいいが、高校生の長男は心を開かず、長女は思春期、次男、三男も一筋縄ではいかない。こんな子供たちに対して、スポーツマンだった大西は体当たりで接していく。いくつかエピソードを積み重ねながら、大西と子供たちが心を開き合い、本当の親子のようになっていく。よくあるパターンのドラマです。

 今考えれば、超豪華メンバー

嵐の二宮和也さん、上戸彩さん。今や、テレビやCMで二人を見ない日はありません。最も旬なタレントといってもいいでしょう。こういう「たくさんの兄弟姉妹もの」は、テレビドラマの一つのパターンですけれど、この手のドラマからブレイクする方は意外と大勢います。あの人はドラマ「○○○○」の次女役だった、末っ子役だった、などと思い出される方も多いのでは。

昔は兄弟が多いのが当り前でしたし、少子化になってからも、脚本家のノスタルジーでしょうか、子だくさんのドラマが多いです。連続ドラマとはいえ、毎回話を完結させる必要がありますから、エピソードを考えるには、子だくさんものはラクなのかも。(バリエーションが多いので)

でも大変申し訳ありませんが、二宮和也さんや上戸彩さんのエピソードは全く覚えておりません。またDVDでも発売されて見る機会があれば、しっかり鑑賞させて頂きます。

 少年俳優の二人(神木隆之介君、辰巳雄大君)

本ドラマには元ドリフターズの故・いかりや長介さんが出演されており、共演した神木隆之介君を大変気に入り、ドラマ終了後、いかりやさんのアフリカ紀行番組に神木君を連れていったこともありました。(アフリカの人々との交流は、いかりやさんのライフワークだったようです)

それだけではなく、数々のテレビドラマに出演し、また幼いながらアニメの声優などもこなし、天才子役としてブレイクしていきます。成人された今も、そんなに大きくイメージが変わらないままに活躍されています。

一方、このドラマでは、12歳という、少年俳優として最も旬な時期だった辰巳雄大君の方が印象に残りました。残念ながら(なぜ残念なのかは書きませんが)ジャニーズJr.のメンバーだったのが気がかりでした。

このまま少年俳優になってくれればと思ったのですが、やはり事務所の方針もあるのでしょうか。映画などには出演されることなく、今は舞台等で活躍されているようです。

とにかくあまり覚えておらず、BSなどで再放送されることを期待するばかりです。youtubeで検索すると、海外の方がアップされた英語字幕付きの映像もありますが、ちょっと鑑賞する気にはなれません。パソコンに残っていたキャプチャー画像を少し紹介してレビューを終わります。

辰巳君。さすがジャニーズだけに美少年
(右は落合扶樹君。彼は万能子役でした)
神木隆之介君も幼いですなあ


首の線が美しい
神木君、ゴール目前でコケちゃった





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