転校生マオ (1994年)

初回放送・製作 1994年4月7日・NHK教育テレビ(天才てれびくん)
作品評価 B+
お薦めポイント オーメンの悪魔の子ダミアンみたいな美少年マオ
関連情報など 天てれ初のドラマ.DVD等の発売なし.
(写真はマオ役の新井健君)


天才てれびくんも1993年放送開始から四半世紀。少年少女たちのハツラツとした姿が楽しかった番組でしたが、最近は視聴者参加と称してTVリモコンを使ったゲームばかり。出演者も少年少女ではなくて、イケメン、お姉さん、お笑い芸人ばかりが目立って...

初心に返る(私の勝手な思いですけど)意味もあり、天てれで初のドラマ(T.T.K.DRAMA SPECIAL)である本作をレビューしてみます。とは言っても録画は残っていません。ただPCでキャプチャーした静止画が少し残っていますので、それを紹介させて頂きます。

少年ドラマとしてはオーソドックスなもの。私も正直言って細かいストーリーは覚えていません。ただマオ役の新井健君が強烈に印象に残っているだけ。今のNHKがリメイクすると転校生役はきっと美少女になるんだろうなあ...

転校生のマオがやってきた。半ズボンスーツがカッコいい...

全12話あります。ごく概要だけを書いておきます。

ある小学校の3年1組(出演者全員どうみても3年生には見えない)に転校生の少年マオ(新井健)がやってきた。美少年なので女子たちにはすぐ人気に。しかしケンタ、トオル、ヨシオ、アキラの4人組は今ひとつ面白くない。

やがて学校で怪事件が頻発。ウサギ小屋が荒らされたり。体育の着替えから持ち物が盗まれたり。その事件にはマオの影があるのだが、いつも疑われるのは4人組。マオには悪魔と普通の少年の2つ顔がある事が判ってきた。そして悪魔の勢力が強くなり、クラスメイトは洗脳されていく。

特殊な能力を持つ神社の女の子を中心にマオに対抗していく。そしてマオの秘密が判った。マオは幼い頃に友人とささいな事でケンカして海に転落させてしまった。そのトラウマが悪魔の付け入る隙を作ってしまったのだ。しかし最後はマオの本来の心が目覚めて悪魔を克服。同時にマオ自身も消えてしまった。

 ホラーテイストのジュブナイル (定番ですなあ...)

もっと古い頃からあったNHK少年ドラマシリーズの系譜を引き継ぐドラマといっていいでしょう。タイムトラベラー、なぞの転校生など人気がありました。これもDVD化して欲しいのですが、NHKにも原盤が残っていないのでしょうね。

本作も「学校の怪談」等と同じように視聴者の子供たちには人気だったようです。本作の手応えがよかったのでしょう。以降は天てれでドラマが定番に。また新井健君も3作目のドラマ「悪夢の王」で主役を再登板。こちらは殆ど覚えていませんが、少し画像が残っていますので最後に少しだけおまけします。

レビューはこれで終り。文章は少なめにします。その分また少し画像を多めに。

マオは全く素性の判らない美少年
(眼力が強い...悪魔っぽく)
男子生徒から早速イジメの洗礼を受けるマオ
(この時は何をされても無抵抗。それが不気味)


女子生徒からは人気。左は準主役の少女
(このマオは普通の少年。はにかみ笑顔が可愛い)
マオをよく思わない少年4人組(の2人)
(マオには絶対秘密がある。つきとめてやる)


別の顔を見せはじめたマオ
(指を噛むクセは悪魔が支配している時の顔)
血のついたバットを持ったマオ
(これでウサギを殺戮したのだろうか...)


突然頭をかかえてうずくまるマオ
(マオの中で悪魔と本来の人格が戦っている)
こうやって道端でも倒れ込むことが...
(逆光で画質悪くて...)


マオの内部で激しい戦いの末に...
(悪魔を追い出したが、マオ自身も消えてしまった)
マオがいなくなり、また別の転校生がきた
(マオと同じような半ズボン。みんな一瞬息をのむ...)



★ここからはオマケの画像です。

年末の天てれ総集編。マオたちが登場
(冬なのでコタツ。でもマオは半ズボンでした)
(この年の司会はダチョウ倶楽部の3人)
1995年の天てれドラマ「悪夢の王」
(右の新井健君がまたまた主役。真ん中の子も続投)


病院に入院している少年の役でした
(横顔は凛々しくなったけどまだ可愛い)
でもやっぱり成長したなあ...
(少年俳優として1番旬な時期かも)





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