料理少年Kタロー (1991年)

初回放送・製作 1991年4月12日・関西テレビ(阪急ドラマシリーズ)
作品評価 A-
お薦めポイント 料理好き少年が主役。のどかな少年ドラマ
関連情報など 全37回。ビデオやDVDの発売なし
(写真はKタロー役の三品守君)


既にレビューした「それ行け!ズッコケ三人組」と同じく阪急ドラマシリーズで放送された作品です。その後2001年にNHKドラマ愛の詩シリーズでも放送されました。これもNHK大阪制作なので大阪コテコテの作り。ズッコケと同じく私は阪急ドラマ版の方が好きですので、こちらの方をレビューします。

原作は令丈ヒロ子氏の児童小説。同氏は大阪出身との事で関西テレビやNHK大阪が制作にあたったのかもしれません。私は原作を読んだ事はありませんが、あまり奇をてらわず小学生の身の丈にあった良質なドラマだったと思います。

数多く作られた阪急ドラマシリーズですが、少年が主役のシリーズはズッコケと本作だけ。本作の前後では、泳げ!第5コース(1986)、赤いシュート(1986)、はずめ!イエローボール(1987)、赤いバッシュ(1987)、わんぱく天使(1990)、少女探偵事件ファイル(1992)、など少女が主役のものばかり。

この後もスポーツものが続くのですが、サッカーや柔道でも女の子のお話。時代なので仕方ありません。また怪人二十面相と少年探偵団(1983,4)でも少年探偵団と言いながら団員は女の子の方が多い...
とはいえこれだけ関西の子役が地元で活躍できた時代が懐かしい。

Kタローはごく普通の少年。(こうして見るとイケメンですなあ...)

全37話。殆ど覚えておりませんのでごく概要だけ。(すみません)

小学生の高野山慶太郎(三品守)が主人公。Kタローとの愛称(本名と字が違うだけやん)を持ち、料理が天才的に上手な少年だ。家族は両親と妹。学校や町の中で様々な事件や問題(と言ってもささやかなもの)に巻き込まれ、Kタローは悩みながらも友人や周囲の大人の助けを借りて解決していく。そして最後は自慢の料理の腕をふるう。

 どんな料理を作ったのか覚えていない...

ドラマのテイストとしては、大昔のケンちゃんシリーズ、NHK教育の明るいなかまあしたへジャンプなどと同じようなものだったと思います。少年が日常の中で色々な事を経験しながら成長していく。少年ドラマの王道だと思います。

主役を演じた三品守君。最初はちょっと微妙なルックスかなと思っていたのですが、半年間にわたって毎週見ていると本当に素晴らしい少年俳優で美少年だと思えてきました。これが当時の少年ドラマの醍醐味。今や1年や半年も続くドラマはNHK朝ドラくらい。1クール13回がぜいぜい。

例によって私はVHSビデオの3倍モード(知ってます?)で録画したのですが、テープ処分時に静止画をほんの少しPCに保存しただけ。その残した画像を紹介します。しかしなぜか料理のシーンは皆無。ケンカのシーンとかばかり。すみません。雰囲気だけでも味わって下さい。

妹と歩くKタロー
(まだ番組初期の頃)
お父さんの肩を揉む
(故鈴木ヒロミツさんでした)
キャンプの料理はお手の物
(料理シーンはこれだけ)


ケンカして倒れるKタロー
(毎回必ずこんなシーンも)
笑っているのか、泣いているのか
ズッコケシーンも多々
(痛くて悶絶する表情も上手い)


大あくびするKタロー
(番組後期。かなり成長)
自宅で家族と。
(脚が長くなりましたなあ...)
冬。Kタローの後ろ姿
(がっしりしてきました)


なぜかエアロビクスを
(当時、急速に流行りました)
公園で寝転んでいると彼女が
(なかなかアートなアングルです)
さっと起き上がったKタロー
(ガールフレンドだしねえ...)






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