妻、小学生になる (2022年)

初回放送・製作 2022年1月21日・TBS系列
作品評価 B+
お薦めポイント 本筋とは全く無関係の子役、川口和空君
関連情報など BD/DV発売中。
写真は主役と同級生役の川口和空君


人気漫画が原作のドラマ。大変感動的なお話ですが、ここでお詫びです。このレビューはドラマの本筋とは全く関係がございません。チョイ役で出演した川口和空君の感想をほんの少し書いただけ。

とはいえドラマ自体は全話鑑賞しました。CS放送のTBSチャンネル2で一挙放送。後半は少しダレてしまった部分もありましたが、楽しく鑑賞できました。

左から主役の堤真一さん、毎田暖乃さん。小学生になった妻に告白した同級生役の川口和空君。
(ロケ地は東京都日野市との事ですが、いい雰囲気の河原でした)

10年前に妻を亡くして娘と暮す男(堤真一)。そこへ10歳の少女マリカ(毎田暖乃)がやって来て、自分は妻の生まれ変わりだと言う。男と妻しか知り得ない話をするマリカ。男は歓喜してマリカを迎え入れようとするが、マリカにも小学生としての別の家庭があった。

同級生のタケル(川口和空)がマリカに告白。それを見た男は嫉妬したり。娘の就活や漫画家の義弟(神木隆之介)などドタバタの末、妻はマリカの身体を去っていく。


生まれ変わり。映画やマンガの格好の題材のひとつですねぇ。ただ『大霊界3 死んだら生まれ変わる』などホラーっぽい感じになりがちですが、本作はコメディタッチなのがいいと思います。

10年前に亡くなった妻が10歳の小学生になって戻ってきた。この10年間は妻としての記憶が封印されており、急に思い出したという設定でしょうか。しかし少女には少女の人格があり、妻の霊が憑依しただけかもしれません。そうなるとホラー。

とにかく少女役を演じた毎田暖乃さんが素晴らしい。最後は本当に熟女(スミマセン)のような貫禄があり、堤真一さんの妻として全く違和感を感じないくらいでした。彼女なくしてこのドラマの成功は無かったと思います。

そして同級生役の川口和空君。例によって出番は僅かでしたが、12歳くらいの少年俳優として輝いている時期に素晴らしい笑顔を見せてくれました。映画でもドラマでもいいので、1本くらいは主演作品が見たかった。これから青年になってそんな作品に巡り会える事を祈っています。


体育でポートボールをするタケル。
以前に比べ、マリカの運動神経に驚く。
付き合って下さい。告白したタケル。
(マリカの生まれ変わり?前から好きだった)


告白した時、おじさんに声をかけらた。誰?この人
(ちょっと伏目がちの表情がいいですなぁ)
サッカーの試合。応援に来たマリカに手を振る。
(また、あのおじさんと一緒だ。)


球技大会。保護者カードがなく、不審者扱いされ...
そこへタケルが、おじさんコレどうぞ。
球技大会の昼。マリカは弁当を持っていない。
マリカは今の母に虐待を受けていた...


父兄参加の家庭科実習。タケルが見つめるのは
母親から酷い言葉を受けるマリカだった。
マリカと一緒に歩くタケル。
(タケルの出番は9話でおしまい)


おまけ。川口和空君と言えばこの「敬礼ポーズ」と笑顔。
(おじさんたちも、この笑顔にやられてしまいました。)



※後記
ドラマは全10話ですが、川口和空君の出番が一番多いのは第4話。次が第2話。その他は「通行人」程度の扱い。

堤真一さん。三丁目の夕日の頃と違ってかなり老けました。アップになるとちょっと辛いくらい。神木隆之介さんが義弟という設定ですが、息子でもよいくらい。しかしコミカルな演技は昔のまま。これからは年齢に合った重厚な役でいつまでも活躍して頂きたい役者さんです。






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