本サイトを創設して最初の表彰です。
お遊びかもしれません。でも真剣に選んでみました。
該当なし | 残念ながら作品賞に該当するものはありませんでした。 |
1.朱霊たち | フランスで撮影された幻想的な風景が秀逸。→ review |
2.一万年後、...。 | ナンセンス劇の中に込められた風刺の鋭さ。→ review |
3.Always続三丁目の夕日 | 前作よりパワーダウンも、さすがの力作。→ review |
4.プライスタグ | 生意気な中学生の成長物語。思わぬ拾い物。→ review |
5.サウスバウンド | 原作には程遠いが、少年が爽やか。→ review |
次点(佳作1作品) | Little DJ 〜小さな恋の物語 |
神木 隆之介 | 「Little DJ」「遠くの空に消えた」の2作で主役を熱演 |
田辺 修斗 | 「サウスバウンド」で拙いながらも印象的な演技 |
滝原 祐太 | 「朱霊たち」の主役。透明感のある声と容貌が印象的。 |
田村 勇馬 | 「一万年後、...。」での礼儀正しい中学生役 |
小清水 一揮 | 「Always続三丁目の夕日」での演技力は抜群。 |
須賀 健太 | 「Always続三丁目の夕日」など、今や日本のトップ子役。 |
荻田 修司 | 「プライスタグ」主演。大切なものに目覚める中学生を好演。 |
第1回青輝賞ですが、どうしてもそれに相応しい最優秀作品賞を選出することができませんでした。神木隆之介君が、少年期最後の主演作品としてメジャー配給され、大きく期待した「Little DJ」と「遠くの空に消えた」でしたが、前者がベスト5の次点、後者はランク外に終わりました。
ただし、神木隆之介君は少年俳優として完成の域に達しており、この2作品での演技は立派でした。 彼には映画史に残るような傑作を残して欲しかったのですが、あまり欲を言っても仕方がありません。青年俳優になって、素晴らしい作品にめぐり合うことを祈っております。
ベスト5のうち3作品は、100人中95人以上は聞いたこともないような作品ではないかと思います。いわゆるミニシアターでも、レイトショーで1日1回くらい上映されればいいようなマイナー作品です。
このような製作費にも、興行的にも恵まれない作品の中に、真の意味の少年映画が結構あったことに驚き、また素晴らしい拾い物をしたようで、幸運でした。
しかし裏を返せば、もはやメジャー作品に真の意味の少年映画はあり得ないということを認識させられた訳です。
少年だけにスポットが当たる作品はまず無理で、必ず少年と少女が平等に描かれるものしか、メジャー作品ではあり得ないのでは、と考えています。
それも仕方がありません。2008年はどんな作品が出てくるのでしょうか。
申し訳ありませんが、もちろん少年俳優が出演する全ての映画を観たわけではありません。ここに取り上げなかった作品、見れなかった作品に少し言及させていただきます。
「バッテリー」は評価も高く、色々な賞を受賞されていますが、主役の2人が中学1年生にはどうしても見えず、鑑賞しませんでした。今後DVDで鑑賞してみて、見解が変われば、何とか考えます。
「スマイル 〜聖夜の奇跡〜」は観れませんでした。これはDVDで鑑賞して、よければ08年度の対象にすることにします。
その他「マリと子犬の物語」は子役少女がメインのようなので、やはり鑑賞していないなど、色々あると思います。もし何かこれはと思う作品が抜けているようでしたら、掲示板へでもお願い致します。