NAGISA (2000年)

少年映画評価 5点
作品総合評価 5点
少年の出番 20%
お薦めポイント 基本は少女映画。でも少年俳優は印象的
映画情報など 2000年公開/DVD発売済


ザ・ピーナッツの懐メロが耳に残る映画でした。これは見る前から少女映画であり、少年映画ではない事は判っていましたが、佐々木和徳君の小学校の制服スタイルが気になってみてきました。

江ノ島へ渡る橋の中央で。佐々木和徳君
■ストーリー

神奈川県江ノ島に住む少女なぎさ(松田まどかさん)は母親と2人暮し。小学生最後の夏休み、幼なじみの上流家庭の少女が帰省してくるが、育ちが違うので、そりが合わない。

さらに家出娘の従姉も帰省して来る。彼女は不良の恋人とオープンカーを乗り回す、派手な遊び女であるが、なぎさはそんな従姉に魅力を感じ、不良達と一晩を過したりする。

そんなある日、東京から色白の少年(佐々木和徳君)がやって来る(やっと少年登場!)。なぎさはひ弱な少年に、水泳を教えてあげるうちに、淡い恋心まで芽生えはじめる。ところが、なぎさが不良と遊んでいるうちに、佐々木君は一人で泳いでいて溺れ死んでしまった。(なんと、あっけない・・)

当時の少年少女の服装
少年の方がgood!
■佐々木和徳君

ただ、佐々木和徳君が登場し、昔懐かしい夏の制服姿(白シャツに黒半ズボン)姿や、スクール海パン姿を披露してくれますので、それだけが救いの作品です。もちろん少年俳優の視点に立てば、一夏の出会いと悲劇という、少年映画とも解釈できますので、今回は第3部に上げました。

松田まどかさんは、現在も若手期待の女優として活躍されているそうですが、完全に彼女のための映画であり、少女映画ファンの方には、内外で評価の高い作品らしいです。

今は公式サイトもなくなりましたが、監督の製作日記みたいなページがあり、まるで松田まどかとの恋人日記みたいなものでした。その中に1箇所だけ、佐々木君について書かれた部分があり、それが頭に来るものでした。 (お詫び)私の思い違いでした。後記を参照して下さい。

DVDのメイキングをみますと、とにかく監督もスタッフも松田まどかさん一辺倒。少年俳優なんて小道具扱い? こんな現場で仕事をするのは、少年俳優にとって災難以外の何物でもないかもしれません。

佐々木和徳君は「しあわせ家族計画」「ひまわり」なんかにも出演しており、また別にレポートします。



※後記
2023年現在、まだ公式ページが存在しておりました。→NAGISA ISLAND

このサイトの下のメニューの「なぎさ通信社」をクリックしますと、監督ではなくプロデューサーの製作日記があり、その中で佐々木君のくだりも少しだけ記載されています。頭にくるものではありませんでした。申し訳ありません。なお2023年になって日本映画専門chで放送されましたが、その前振り解説では、松田まどかさん一辺倒ではなく、佐々木和徳君にも言及されていました。少しですけれど。





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