いつも負けてばかりの弱体少年サッカーチーム「ラスカル桜台」その母体となる小学校に、スポーツマンの今岡先生(宍戸開さん)が転任してくる。そして早速、サッカーチームのコーチを任されることになる。
しかしサッカーの基本も出来ていない生徒ばかりで頭をかかえる中、別の強豪チームにいた少年、山田大輔(渋谷謙人君)が入部する。大輔は、運動能力は抜群なものの、わがままなワンマンプレイばかりするので、監督と衝突し、そのチームを止めてしまったのだった。
さらに転校生の寺島悟(三觜要介君)も、父の反対を押し切って入部することになり、メンバーは増強されるが、チームの実力はなかなか上がって来ない。父兄の圧力もあり、このまま負け続けることができないプレッシャーに陥った今岡コーチは、なんとインチキ作戦を思いつき、メンバーに授ける。
これが奏を功し、チームは得点し、すこしずつ勝ちの形がみえてくる。しかしインチキはインチキ、またチームのエースストライカーの大輔は、相変わらずワンマンプレイばかりでは、真のチームワークは出来ない。それでも、試合の中で徐々にメンバー同志のチームワークが生まれ、ワンマンプレイは影を潜めていき、とうとうコーチの出すインチキ作戦にも反対を唱える。
そして地元の大会で、大輔が元所属した強豪チームと対戦する。ラスカルはインチキ抜きの実力で、互角に試合をし、PK戦にもつれ込む。最後に、悟の放ったPKはバーに当たって負けてしまうが、チームに真の友情が芽生えたことをみんなが認識する。