経営の厳しいコンビニ店主のケンヂ(唐沢寿明さん)の周りで怪事件が頻発。そして集まってきたのが、小学生からの幼馴染たち。日本万博が開催される前の年、小学生だったケンヂ(西山潤君)たちは秘密基地にこもって、空想の世界征服を「よげんの書」として作って遊んでいた。
そして大人になった今、世界で起こっている出来事は「よげんの書」の通りに進んでいるではないか。それを操るのは、不思議なカルト団体。「友だち」がキーワードらしい。ケンヂ達は秘密をさぐろうとするが。
少年映画評価 | 5点 |
作品総合評価 | 7点 |
少年の出番 | 30%(前半のみ) |
お薦めポイント | 大阪万博世代には懐かしさ100% |
映画情報など | 2008年公開/DVD・BD発売中 (写真は主役ケンヂ少年時代を演じた西山潤君) |
2008年9月6日、布施ラインシネマ(大阪)にて鑑賞。
公開2日目の日曜日に観ようと大阪難波のシネコンに行ったのですが、満席との表示であきらめ、1週間後の土曜日に、東大阪の布施ラインシネマで観ました。(最近、この布施ラインシネマがベース基地化しています。話題作でも空いているので。)
経営の厳しいコンビニ店主のケンヂ(唐沢寿明さん)の周りで怪事件が頻発。そして集まってきたのが、小学生からの幼馴染たち。日本万博が開催される前の年、小学生だったケンヂ(西山潤君)たちは秘密基地にこもって、空想の世界征服を「よげんの書」として作って遊んでいた。
そして大人になった今、世界で起こっている出来事は「よげんの書」の通りに進んでいるではないか。それを操るのは、不思議なカルト団体。「友だち」がキーワードらしい。ケンヂ達は秘密をさぐろうとするが。
原作を読んだ事もなく、ネットでみると酷評も目立ちましたが、娯楽作品としては十分に楽しめました。ただ、これは映画ではなく、明らかにテレビ番組の作り方だなと思いましたね。別に映画祭へ出品するような作品性を追求するようなモノでもないので、そんな事に目くじらを立てても仕方ありません。
違和感としては次の2点。(他愛のないものですけど)
まず1点目、1970年頃の少年達、あんなに薄汚い服装でしたっけ?「Always3丁目の夕日」の頃と混同していませんか?男の子でもジーンズや、ハイソックス、ビートルズをまねたマッシュルーム?カットなどお洒落な少年達が出だした時代ですよ、少なくとも都会では。もうちょっと、カッコよく描いて欲しかった。(年齢がバレそうですが、この登場人物に近い世代ですので、つい)
2点目は、敷島博士、金田正太郎(鉄人28号)、諸星ダン(セブン)なんて役名が出てきましたが、これはネタかパロディでいいんですが、金田正太郎を名乗るヤツ、あれは何ですか!あんな男が「正太郎」とは納得できません。(演じた俳優さん、ごめんなさい。でもショタコンの語源なんですよ
とは言いながら、続きが早くみたいです。エンドロールが終わってから、全くテレビ番組のように予告編がありましたが、次の主役は女性なのかな。タイトルは20世紀「少年」なんだから、やっぱり男性(できれば少年)を主役にして欲しいところですが。
この後、第2章「最後の希望」、最終章「ぼくらの旗」が公開されました。結果的に、私として1番面白かったのは、この第1章でした。タイトルこそ少年とありますが、かろうじて少年映画にカテゴライズできるのは、この第1章のみ。最終章は、まだいいのですが、第2章がダメでした。