小学生のケン(平岡拓真君)は、友人たち5人で遊園地のお化け屋敷に入った。そして一人の少女が行方不明になった。それから10年後、青年になったケン(柳楽優弥さん)の前に、女性が現れた。彼女は当時、行方不明になった少女だった。
しかし女性は急に倒れ、慌てたケンたちは、彼女を病院に運ぶが、そこは病院ではなく、小学生時代に彼女が行方不明になったお化け屋敷の廃墟だった。そこで10年前と現在の時間が交差しながら、出来事が再現されていく。
少年映画評価 | 6点 |
作品総合評価 | 5点 |
少年の出番 | 30%(意外に出番多い) |
お薦めポイント | 3Dで見る平岡拓真君 |
映画情報など | 2009年公開/DVD発売中 (写真は主人公の少年時代を演じた平岡拓真君) |
2009年11月1日、ワーナーマイカルシネマズ茨木(大阪)にて。午後から雨のけだるい日曜日、家にいても滅入りそうなので、ぶらっと電車に乗って大阪郊外のシネコンへ。今日は前売券なんか持っていませんが「毎月1日は1000円の日」だし、ホラーでストレス解消と思ったのでした。
チケット売場で「戦慄迷宮は3D上映のため、割引対象外で2000円です」と言われ「じゃ止めます」とはいえず、2000円払って3Dメガネを貰いました。(昔の雑誌のオマケのようなボール紙に赤、青のセロファンを貼ったような安物ではなく、偏光型のちゃんとしたもの)思わぬ出費で気分晴れないまま、スクリーンへ。
小学生のケン(平岡拓真君)は、友人たち5人で遊園地のお化け屋敷に入った。そして一人の少女が行方不明になった。それから10年後、青年になったケン(柳楽優弥さん)の前に、女性が現れた。彼女は当時、行方不明になった少女だった。
しかし女性は急に倒れ、慌てたケンたちは、彼女を病院に運ぶが、そこは病院ではなく、小学生時代に彼女が行方不明になったお化け屋敷の廃墟だった。そこで10年前と現在の時間が交差しながら、出来事が再現されていく。
主役は柳楽優弥さん。あの「誰も知らない」の少年とは全く別人物!そう思い込むことに成功しましたので、特に違和感なく映画に入っていくことができました。
映画そのものは、そんなに怖くもなく、タイムパラドックス的な要素もありましたが、まあまあ楽しめたので、特に不満はありません。
意外に拾いモノだったのが、柳楽さんの子供時代を演じた子役の平岡拓真君、なかなか可愛くて、おまけに出番も多く、これは少年映画と言っても過言でありません。
ふつう、主人公の子供時代なんてのは、冒頭一瞬の出番だけで終りなんですが、本作品は過去と現在が交錯する展開のため、ほぼ出ずっぱりでした。
ただ御多分にもれず、パンフレットにも、公式サイトにも平岡君のことは一切言及しておりませんので、ネットで検索してやっと確認できた次第です。写真でみるとイメージは違いますが、10年程昔の映画「ジュブナイル」の遠藤雄弥くんに良く似た凛々しい子役さんでした。(ゆうや。ちょっとつながり)
さて3D効果の方ですが、予告編の段階で「メガネをつけて下さい」との字幕が出て「クリスマスキャロル」「アバター」の予告編が。これはちょっと迫力がありました。でも、そのおかげで本編「戦慄迷宮」の3D効果は少しちゃちっぽく、思えてしまいましたけど。
ただ、3Dでみると役者さんの顔がリアルというか、すぐそこに実際にいる感じがするのです。でも一方、あまりにリアルすぎて、その辺にいる人に見えてしまい、役者だ!というスケール感がありません。
ネットではかなり酷評されていますけど、意外に拾い物ですよ。2000円をためて、是非映画館で体験してみて下さい。大昔のホラー映画「プルシアンブルーの肖像」が3Dで蘇ったような感じかもしれません。