小学2年生の宏之(金井光翔君)は、両親と祖父の4人家族。ある日、学校から帰ってきた宏之は、冷蔵庫の中のプリンを食べた。実はこのプリン、祖父(上田耕一さん)の好物で、食べようと買ってきたものだった。
祖父に「プリンを食べたか」と聞かれ、思わず「食べてない」と嘘を言ってしまった宏之。たかがプリン。しかしこれが大きな騒動になってしまった。「誰かがプリンを食べた」と騒ぐ祖父のことを、両親は「惚け老人」扱いし出したのだ。
爺ちゃんに謝りたい。爺ちゃんの事が好きなのに。みんな爺ちゃんをバカにしている。そんな最中、爺ちゃんは、あっけなく亡くなってしまった。冷蔵庫の扉には「プリン食べるな」の紙を貼ったまま。
宏之はショックだった。どうして爺ちゃんに謝らなかったのか。せめて遺言だけは守ろう。もうプリンは絶対食べない。さて、そんな決心は、続くのでしょうか。