知季(林遣都さん、小学生時代は芦原伊織君)は、小学生の頃から飛び込みをやっている要一(池松壮亮さん、小学生時代は北村匠海君)に感化を受けて、中学からダイビングクラブに通い始めた。経営の苦しいクラブだったが、新しい女性コーチもきて、特訓を始めた。そして大会の日、エーズの要一は体調を崩していたが。
作品総合評価 | 6点 |
少年の出番 | 2%(後は高齢?少年ばかり) |
寸評 | 飛び込み競技の勉強に。 【少年映画でない理由】年齢オーバー |
映画情報など | 2008年公開/DVD発売済(写真は池松壮亮さん) |
2008年6月21日、梅田ブルク7(大阪)にて鑑賞。金券ショップで全国共通前売券が500円でしたので、観ることにしました。角川映画は、何とか観客動員数でミエを張りたいのでしょうか。利益を全く無視して、前売券をバラまく傾向があります。
そのため、金券ショップにびっくりするような値段で券が流通し、私としては嬉しいのですが。公開末期の頃は300円に値下げ、昨年の「サウスバウンド」も最後は250円になっていました。そんなことしなくても内容で勝負して欲しいものです。
知季(林遣都さん、小学生時代は芦原伊織君)は、小学生の頃から飛び込みをやっている要一(池松壮亮さん、小学生時代は北村匠海君)に感化を受けて、中学からダイビングクラブに通い始めた。経営の苦しいクラブだったが、新しい女性コーチもきて、特訓を始めた。そして大会の日、エーズの要一は体調を崩していたが。
前置が長くなりましたが、映画としては、角川文庫ジュブナイル(女子生徒向け)という意味では、よかったのではと思います。局面的にはしっかり演出できており、スポーツ青年の爽やかさを感じました。しかし全体的には、ちょっと綺麗ごとが目立つ脚本でした。
原作はどうか判りませんが、このキャストで中学生は無理ですよ。高校生なら違和感なかったと思うのですが。池松君は童顔ですが身体が骨太、林君は身体は華奢ですが青年顔、もう一人は街のホストか漁師の兄ちゃんにしか見えませんでしたよ。
飛込みというマイナーな競技にスポットを当て、最後の競技会は手に汗握るようなシーンもあり、これは良かったです。ただ、大事な試合なのに、3人ともお約束のように体調を崩し、それでも3人とも完璧演技をする、こんな脚本の都合よさが、作品のレベルを下げているように思います。
もう一つ、林君と弟と恋人のエピソードは、酷い演技で正視できませんでした。これはカットですよ。最後に一つ、林君と池松君の少年時代の2人の子役さん、冒頭のワンシーンだけでしたが、もっと出番が欲しかったです。これは私のワガママかも。