ドキュメンターですのでストーリーというのも変ですが、ざくっと概要だけ。ある産婦人科医師の先生が、胎内記憶を持つ子どもたちの研究をされており、その先生による子どもたちへのヒアリングから始まります。
最初に登場したのが、幼稚園児くらいの子(女の子かも)。「生まれる前はどんなところ?」に対し「わからないけど、大仏様がいた。他の赤ちゃんもいっぱいいた」「大仏様の前にあるテレビに映ったお母さんを見て、この人のとろへ行こうと思った」とかなりリアルな証言です。
誰かに言わされている(ヤラセ)のか、ちょっと判りません。幼児はお母さんの胎内いたことを覚えている、でも成長するにつれて忘れていく、なんて聞いた事があります。そんなバカな。でもあるのかも、なんて思っていました。
一方、かなり成長した兄弟も登場。兄は中学生で「生まれる前から、この弟と一緒に生きていくことを決めていた」と語ります。前世で何かのし残した事があり、二人で成就するため、先に生まれた自分が、弟を呼び寄せた、みたいな話でした。
弟は小学6年生くらい。自信たっぷりに見える兄にくらべると、ちょっと当惑そうな表情を浮かべます(いかにも少年っぽい表情なので印象に残りました)。しかし話す内容はすごい。前回の生では自死(自殺ではなく、自死という言葉が引っ掛かります)したので、あの世では真っ暗な「反省部屋」に入っていたそうです。
それで、今生きているのは前回できなかったことを行う(命を全うする)という明確な意思を持って生まれてきたそうです。これが本当なら素晴らしいことだと思います。そんな崇高な目的を持っている兄弟ですが、インタビューが終わった後の様子は、その辺の思春期の少年と同じように、ウザそうに兄を見る少年の目が可愛かったですけど。