at Home アットホーム (2015年)

作品総合評価 5点
少年の出番 約30%(印象的ではありましたが)
寸評 血のつながらない泥棒家族でも幸せだった
【少年映画でない理由】出番が少ない事
映画情報など 2015年公開。DVD/BD発売中。


2015年8月23日、梅田ブルク7(大阪)にて鑑賞。

本多孝好氏の同名小説の映画化で、「偽もの家族」の絆を描いた作品という事くらいは知っていましたが、それほど興味はありませんでした。でも予告編や公式サイトを見ると、幼い少年が結構キーマンになっている様子でしたので、あまり期待もせずに見てきました。その結果。

子役の池田優斗君の出番が多く、主役と遜色ないくらい、正真正銘のキーマンでした。しかし少年として超えてはいけない一線(私が勝手に考える、脚本上の制約)を外していますので、どうしても少年映画とは認定できませんでした。

■ストーリー

ある事情で犯罪を起し、家族を失った男(竹野内豊さん)が刑務所を出所。しかし仕事に就けず、空き巣狙いが仕事になってしまった。ある家に泥棒に入ったところ、浴室で鎖につながれた少年(池田優斗君)を発見する。両親から虐待されていた少年だった(池田君はプリプリした健康優良児そのものなので、少し違和感が)

男は迷った末に少年を連れ出し、1軒の家を借りて、仮の父子として生活を始める。同じようにして空き巣を繰り返すうち、家族から疎外された青年、親から性的虐待を受け続けた女子中学生、DVに悩む女性を家に連れてきた。こうして全員他人の5人家族が出来上がった。

この偽物家族。当然、まともな仕事は出来ず、危ない橋ばかり渡っているが、それでも5人の絆は、本物の家族以上に深まっていった。しかし破局が訪れた。最悪な結果(少年が絡んでいます)。

■所感など

映画の中身は、皆様で見ていただくとして、とにかく池田優斗君が可愛い!それに尽きます。どの角度から見ても子犬のように可愛い。また演技力もセリフも大人に引けはとりません。少年俳優というには少し幼いのですが、他の映画でも是非見てみたいものです。

作品そのものも、平均レベルはクリアしていると思うのですが、制作サイドに吉本興業が入っており、吉本興業の芸人さんが出演。これは少し興ざめです。映画製作に貢献してくれる事は素晴らしいのですが、出演者のゴリ押しは控えめにしてくれた方が好感度が上がると思うのですけれど。

男は少年を拾ってきた。体を洗って
やってしまった・・






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