ある事情で犯罪を起し、家族を失った男(竹野内豊さん)が刑務所を出所。しかし仕事に就けず、空き巣狙いが仕事になってしまった。ある家に泥棒に入ったところ、浴室で鎖につながれた少年(池田優斗君)を発見する。両親から虐待されていた少年だった(池田君はプリプリした健康優良児そのものなので、少し違和感が)。
男は迷った末に少年を連れ出し、1軒の家を借りて、仮の父子として生活を始める。同じようにして空き巣を繰り返すうち、家族から疎外された青年、親から性的虐待を受け続けた女子中学生、DVに悩む女性を家に連れてきた。こうして全員他人の5人家族が出来上がった。
この偽物家族。当然、まともな仕事は出来ず、危ない橋ばかり渡っているが、それでも5人の絆は、本物の家族以上に深まっていった。しかし破局が訪れた。最悪な結果(少年が絡んでいます)。