タコみたいな宇宙人が襲来してきて地球を滅ぼすと宣言。それを防衛するため、ある落ちこぼれ中学生のクラスが選ばれる。そこにやってきた宇宙人の先生を1年以内に殺すことがミッション。書いていても支離滅裂で、よく理解できているとはいえないかも。
作品総合評価 | 4点(両作品とも) |
少年の出番 | 8%(中学校が舞台なのに中学生は1人だけ) |
寸評 | エイリアン+バトル+学園もの 【少年映画でない理由】出番が僅かな事 |
映画情報など | 2015年,2016年公開。BD/DVD発売中。 |
衛星放送WOWOWで視聴しました。2016年3月には続編の「暗殺教室 卒業編」が公開されます。なので原作漫画を読んでいない私にとって、本作品は、尻切れトンボ感満載でした。人気漫画が原作との事ですが、荒唐無稽なシテュエーションになかなか入っていけません。
(追記)
暗殺教室 卒業編のレビューを付け加えました。卒業編だけを独立してレビューを書くほどの作品ではありませんので。(あくまで少年映画としての価値観です。作品そのものはしっかり作られていたと思います)
タコみたいな宇宙人が襲来してきて地球を滅ぼすと宣言。それを防衛するため、ある落ちこぼれ中学生のクラスが選ばれる。そこにやってきた宇宙人の先生を1年以内に殺すことがミッション。書いていても支離滅裂で、よく理解できているとはいえないかも。
「SAW」とか「CUBE」のような、いきなり訳判らないシテュエーションに追い込まれる作品が、それなりにヒットしますので、その類かもしれません。また「バトル・ロワイヤル」や「リアル鬼ごっこ」といった不条理な学園もの、バイオレンス映画もありました。
本作品は、暴力表現はそれほど激しくなく、ナンセンスコメディっぽいので、まだ見ることは出来ました。ただ出演者が男女とも中学生に全く見えないのが困りもの。そんな中で突如、天井を破って登場した転校生を演じたのが、加藤清史郎君。いや見ないうちに大きくなりました。
とはいえ、周囲の中学生には見えないお兄さん、お姉さんに比べると、肩までしか身長がありません。華奢です。でもこれがリアル中学生なんですけれどね。少年俳優としてもイケメンになっています。こんな作品ではなく、普通の少年映画で主演してくれたらいいのですが。
宇宙人の先生とのバトルですが、あっけなく敗退して退場。出演は数分間くらい。続編の卒業編でもまた出演するそうですが、もう少し活躍するのでしょうか。劇場で鑑賞するほどの期待はありませんので、また衛星放送での放送を待ちます。
なお宇宙人先生はCGですが、声はJ事務所の二宮和也さん。J事務所の方が出演すると、どうしても優先されてしまいます。せっかく実写で出演している若手俳優の山田涼介さん、菅田将暉さんなどの存在感の低いこと、低いこと。可哀想なくらい。
■ストーリー(暗殺教室 卒業編)タコのような教師(殺せんせー)を殺すというミッションを果たせないまま卒業が近づいてきた。殺し屋や因縁を持った女生徒が現れては失敗。やがて殺せんせーは自分の過去と驚くべき事実を生徒たちに話す。殺せんせーはあと僅かで大爆発。その威力で地球が吹っ飛ぶのだと。殺せんせーを作り出した人物がラスボスとして出現。
一方、軍(国連軍なのか地球防衛軍なのか)では殺せんせーを殺害できるレーザー光線の開発に成功。軍をあげて殺害にかかってきたが、クラスの生徒たちはそれを妨害しようと必死の活動。さて殺せんせーはどうなったのでしょうか。地球は爆発してしまうのでしょうか...
後編(卒業編)は前編のモヤモヤした部分を全て解明してストーリーは劇的に進みます。なんといってもタコのようなCGだった殺せんせーの本当の姿として二宮和也さんが素顔で登場。こうなったらJ事務所の力。全ては二宮和也さんのために...の作品になってしまうのは仕方ありません。
殺せんせーの正体は宇宙人ではなくマッドサイエンティストが作り出した改造人間。なんとなくスケールダウン感もあります。自衛隊が撮影協力しているのでしょうか、軍隊のシーンなども大掛かり。しかしその本格的な軍隊が不良中学生に簡単にやられてしまうとは...情けない軍隊ですなあ...
さて我らの少年俳優はというと、前作に引き続き加藤清史郎君が出演。前作のようなバトルはなく、その他大勢の生徒の一人。生徒役は男女とも中学生いや高校生でも無理があるような年齢の方ばかり。そんな中で本当の中学生の加藤君にスポットを当ててしまうと、余計に年増ぶりが強調されて困るから...
原作上の主役は山田涼介さんとの事。さすがJ事務所ですのでイケメンで身長も低い(すみません)のですが童顔ではありません。もう一人の菅田将暉さんも色んな映画に出過ぎで辟易ですし。女子生徒役はよく判りません。荒唐無稽な漫画が原作ですから、あまりとやかく言っても仕方ありません。エンタメとしてはよく出来ていたと思います。