放送作家の三村(織田裕二さん)はガンで余命半年から1年と宣告された。愛する妻子を不幸にしたくない三村は、生前に妻(吉田羊さん)の再婚相手を決める事にした。流行作家の職を捨て、一世一代の大芝居を打とうと奔走。息子(込江海翔君)との別れも近づく。しかし芝居は妻に見抜かれてしまった。さてどうしよう。
作品総合評価 | 5点 |
少年の出番 | 30%(印象には残りました) |
寸評 | 織田裕二さんに父性を感じないのが残念 【少年映画でない理由】出番が少ない事 |
映画情報など | 2016年公開。BD/DVD発売予定。 |
タイトルもそうですし、関西テレビ(フジTV系列)製作で織田裕二さん主演との事で、ドタバタコメディーだろうと思って最初からスルーの予定でした。でも予告編をみた時にちらっと少年俳優が映っていましたので、それだけをモチベーションにして見に行きました。
■ストーリー放送作家の三村(織田裕二さん)はガンで余命半年から1年と宣告された。愛する妻子を不幸にしたくない三村は、生前に妻(吉田羊さん)の再婚相手を決める事にした。流行作家の職を捨て、一世一代の大芝居を打とうと奔走。息子(込江海翔君)との別れも近づく。しかし芝居は妻に見抜かれてしまった。さてどうしよう。
前半から中盤は映画に入り込めず、はっきりいって退屈でしたが、終盤になってようやく集中できました。後半は観客を泣かそうと、これでもか、コレデモカと仕掛けてきます。普通の人は結構満足できると思いますよ(私のような天邪鬼でなければ)。
なんていうか結局これは映画ではなくTVなんだなあと。リアリティが感じられないんです。まずガン患者という設定。湿っぽくしたくない意図は判るのですが、40代で余命宣告されたら、普通の人はもっと乱れるのでは。もっと絶望するのでは。(キューブラー・ロス女史「死ぬ瞬間」などを勉強しては。偉そうに言っちゃった。)
織田裕二さん、渋くなってきたのですが、やはり軽いんです(本木雅弘さんが重厚俳優に変身したのに比べると)。また登場人物がセレブ過ぎて、かわいそう感がないのも、この手のドラマではマイナス。私もトランプタワー?のような高層マンションの最上階で庭付きの部屋に住んでみたい。
息子役を演じた込江海翔君。美少年です。いい子です。でも何かモノ足りない。「永い言い訳」の藤田健心君のような深みが無いのが残念。これは監督さんの演出の差だと思います。
(そういえば込江海翔君は、NHKの「トナリのウチュウ」という番組で主演でした。)