レッツゴー仮面ライダー (2011年)
作品総合評価 |
C |
少年の出番 |
70%(意外に出番多い) |
寸評 |
平成仮面ライダーの世界はよく判りません。 【少年映画でない理由】あくまでライダーが主役 |
映画情報など |
2011年、国内公開。BD/DVD発売中。 正式には頭に「オーズ・電王・オールライダー」が付きます。 写真は今井悠貴君。 |
1971年に放送開始した仮面ライダー。2021年は50周年という事で、様々な企画が開催されたとの事。なんと民放番組なのにNHK-BSで特集が組まれ、歴代ライダー人気ランキングを生放送したとか。昭和の仮面ライダーは、真剣に見た事はありませんが、ちょくちょく横目で見ていました。
平成ライダーは殆ど知りません。ただ仮面ライダー響鬼だけは少年役の栩原楽人君を目当てに見た事がある程度でした。本作は10年前の40周年作品で。中古ブルーレイが1円+送料でしたので購入(今は中古価格高騰)。youtubeでもHD版が全編無料配信されていました。
1971年。少年ライダー隊の少年少女たち。右手前の後ろ姿は2011年から来た2人。
2011年。ライダーたち(渡部秀、桜田通、他)はある調査のため、タイムマシンである電車に乗って1971年へ。そして2011年に戻って来たが、全く様子が異なっていた。スラム街の少年ミツル、ナオキ、シゲル(今井悠貴、吉川史樹、林遼威)がライダーの持物を盗もうとした。少年たちの話では世界はショッカーが支配していると。
実は1971年に行った時、ライダーメダルを1枚落とした結果、歴史が変わりショッカーが支配する世界になったのだ。ライダーたちはメダルを取り戻すため再度1971年へ。なんと少年3人もついてきた。そこでライダー1号、2号、少年仮面ライダー隊と協力してメダルを回収。しかし3人のうちナオキだけが1971年に取り残された。
再び2011年に戻ったが、相変わらず支配者はショッカー。しかし過去のライダーたちが全員集結してショッカーに立ち向かう。ミツルたちも一緒だ。そして遂にショッカーを追放した。そこへナオキが現れた。50歳の姿になって。しかもナオキはミツルの父親だった。
1971年の少年ライダー隊員
(氏名は不明です)
かなりややこしい物語です。タイムパラドックスなどを考えていると頭が痛くなり、途中で思考停止。しかし仮面ライダーのアイテムにメダルがあったり電車があったり。これは子供たちへの営業戦略も兼ねているのでしょう。私はなかなか理解できませんでした。
スラムで暮す3人の少年が意外にも出番が多くて大活躍。ミツル役の今井悠貴君はじめ3人とも当時売れっ子の少年俳優。ですので演技力は十分。ライダー役のお兄さんたちよりも安心して見れました。
ただ一人1971年に取り残されたナオキ。成人して少年ライダー隊の少女と結婚し、打倒ショッカーのための研究者になった。しかし一人息子のミツルを残してショッカーに拉致された。つまり2011年の時点で、少年のナオキと50歳のナオキが同時に存在していた? もう考えるのは止めましょう。
1971年の少年ライダー隊員たちはショッカーに追われて解散。制服や装備をタイプカプセルに入れて埋めました。2011年。ミツルたちがそのカプセルを発見。その意思を継いで平成少年が昭和少年の半ズボン制服を着用。ライダーたちと呼応してショッカーへの攻撃に参加。このシーンが良かった。
色々とツッコミどころは満載ですが、たまにはヒーローものの世界に浸るのもいいじゃありませんか。
孤児のシゲル、ナオキ、ミツルの3人組。
2011年のスラムで暮らしていた。
スラムに住むスリ仲間の少年たち。
(赤いバンダナの少年の名前は判りません)
少年たちのリーダーはミツル。
父がショッカーに拉致され孤児になった。
タイプカプセルに71年に残ったナオキの手紙が...
一緒に少年ライダー隊の制服も埋めてあった。
ライダー隊の少女(左)とナオキ(右)は、ミツル(中央)の両親だったとは...
2011年の少年たちもタイムカプセルで見つけた40年前の制服を着て、ショッカーに立ち向かう。
※後記
平成ライダーを演じた若いイケメン俳優が多数出演。しかし誰がオーズで、誰が電王なのか判りませんので、本レビューではライダーの名称は省略しております。
50歳のナオキを演じたのは、アニメソングで有名なささきいさおさん。しかしどうみても50歳は厚かましい(スミマセン)。当時69歳くらいでしょうか。もちろんご愛嬌ですので目くじらは立てませんけれど。