大霊界3 死んだら生まれ変わる (1994年)

作品総合評価 −(バチが当たりそうなので評価対象外)
少年の出番 60%(ある意味で主役)
寸評 丹波哲郎さんのライフワークとして敬意を表します。
【少年映画でない理由】あくまで丹波哲郎さん。
映画情報など 一般劇場公開なし。DVD絶版(中古価格高騰)。
写真は谷口公洋君。


全部で3作品が製作された大霊界シリーズの最終作。1作目は劇場公開されてかなりヒット。私も映画館で見た覚えがあります。2作目の興行は失敗。3作目の本作は配給してくれる会社がなく、講演会などで細々と上映されたそうです。それでも2002年にDVD発売。現在は絶版。どなたかがyoutubeにUPされており、それを鑑賞しました。

松五郎少年は自分が死んだ家にやって来た。
(映像が平面的でノッペリしています。でもこれが却って幽霊っぽい?)

丹波哲郎氏がコメンテーターとして登場。死後の世界について語ります。死んだらとうなるのか。この世に生まれ変わった実例として江戸時代の記録を再現ドラマで紹介。

江戸時代。9歳の少年、松五郎(谷口公洋)は、急に自分は隣の村で死んだ藤蔵の生まれ変わりだと言い出した。最初は相手にされなかったが、あまりに言うので松五郎を隣村に連れて行った。松五郎は初めて来た村なのに、勝手知ったる様子で藤蔵の家へ行く。藤蔵しか知らない事を話し、生まれ変わりだと認められる。
これは江戸時代の記録?に残っている...


古今東西、世界各国で生まれ変わりの話はあります。どれも事実のように語られて、テレビの特番なんかでも定番のテーマです。しかしその後どうなったのか。生まれ変わりの人はどんな人生を送ったのか。それはあまり聞いた事はありません。

そんな野暮な事、突っ込んではいけません。生まれ変わりや来世があると信じていた方が夢があるではありませんか。これはあくまでエンターテイメントとして楽しみましょう。

松五郎を演じた谷口公洋君は、なかなか達者な演技力で熱演でした。谷口さんは主に時代劇などで活躍された子役さんとのこと。今はどうされているのでしょうか。

こういう作品も目くじらを立てずに楽しんだ方がお得です。特に少年俳優をしっかり使ってくれていますし。最近の変なJホラーよりもずっといいと思います。

松五郎は突然?前世を思い出した。
(茶髪か赤髪? いいえ単に照明のせい)
生まれた村。お寺も覚えている。
(左の小坊主さん役は不明)


前世は藤蔵という少年だった。
病気で亡くなったのだ。
当時は樽型の棺桶。幽体になって棺桶を抜け出した。
早逝した子供を、みんなが悲しんでいる。


死んだ少年はあの世に行った。
(あの世はこんな感じなのでしょうか)
急に光が少年に当たった。神様の指名なのか...
少年は松五郎として生まれ変わる。



※後記
丹波哲郎さんの作品はある意味、かわいいものだと思っています。でも新興宗教系の方々が財力にものを言わせて毎年劇場公開されている作品もあります。みたことはありませんけれど。ちょっと怖いかも。(別の意味で)





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