ある町に家族が引っ越してきた。小学生の長男(小山颯)はその家で動き回る不気味な目玉を見つけた。家族は何者かに襲われ、長女の陽子だけが助かった。それから何年かが経過。大人になった陽子は、その町にやってきた畑野(須賀健太)と結婚して息子(高田愛斗)が生まれた。しかし呪われた終末をむかえる。
作品総合評価 | 1回見ただけではチンプンカンプン。 |
少年の出番 | 主人公の女性の兄(少年時代)として少しだけ。 |
寸評 | 時系列と登場人物の関係がごちゃごちゃ。 【少年映画でない理由】出番過少。 |
映画情報など | 2013年公開。DVD発売中。 写真は小山颯君。 |
原作はホラーコミック。元々は独立した短編ですが、それを無理やりくっつけて長編実写映画にしたとの事です。原作を読んだ方にはいいのですが、私は全く理解できずネットのネタバレ等をみて半分くらいは理解できました。須賀健太さんなど役者さんがいいだけに少し残念な気もします。
ある町に家族が引っ越してきた。小学生の長男(小山颯)はその家で動き回る不気味な目玉を見つけた。家族は何者かに襲われ、長女の陽子だけが助かった。それから何年かが経過。大人になった陽子は、その町にやってきた畑野(須賀健太)と結婚して息子(高田愛斗)が生まれた。しかし呪われた終末をむかえる。
上のストーリーは時系列に沿った最小限のもの。ここにバイク便の青年(浅香航大)のエピソードも絡みます。映画冒頭は生垣に突っ込み身体が真っ二つになって死ぬ畑野が半年前を回想します。半年前は大学生。ええっ、映画後半で畑野は陽子と結婚して息子まで生まれるのに、ここで死んでいいのだろうか。
バイク便の青年と畑野の運命が入れ替わったらしいのです。これは陽子の仕業。惨劇を生き残ってから彼女には魔力のようなものが備わり、近づいてくる男性の運命を弄ぶのです。そして全ての元凶はオチョナンさんという妖怪。陽子も実はオチョナンさんに支配されていました。
子供時代の陽子の兄を演じた小山颯君。出番は僅かですが印象に残ります。何者かに襲われた時、陽子に「お前は逃げろ」と妹を庇うのも立派。最後にまた陽子に前に登場します。子供の姿のままで。しかしオチョナンさんになっていました。
※後記
オチョナンさんに呪われた人間は、町を出ることが出来ないらしいのです。畑野もバイク便の青年も、バイクを全力疾走させて町を出ようとするのですが、知らないうちに町に戻ってくる。これは洋の東西を問わずホラー映画にはよくあるパターン。