川野家は両親と息子ハルト(武内翔太郎)の3人家族。医師の父は家族の中で浮いている。ハルトは田中家の息子タイチ(谷川生馬)に怪我をさせられた。怒る母。父は思い出した。田中家の両親が自分の医院に相談に来た事を。妻が妊娠したが、子供2人になると日本の平均出生率を上回るので何とかしてほしい？？
歪な子 （2021年）
| 作品総合評価 | 雰囲気はいいのですが... |
| 少年の出番 | 2つの家族の息子。登場人物は6人だけ。 |
| 寸評 | 17分の短編とはいえイントロだけで終わった感じ。 【少年映画でない理由】そもそも映画なのか... |
| 映画情報など | 2022年より、youtubeで無料公開中。 写真は武内翔太郎君｡ |
何気なくyoutubeを見ていて見つけた作品です。youtubeといっても4K映像。とはいえ私のノートPCでは普通のハイビジョンとの差は判りません。そのまま見流してしまおうと思ったのですが、出演している2人の少年俳優が気になりましたので軽くレビュー。
ハルト(左)の足を傷つけるタイチ(右)。なにか理解できない理由で...相談に来た田中家。両親の収入、結婚年齢、出産年齢は日本人の平均値と全く同じ。この平均であることに異常な拘りを持っている。子供はタイチだけ。日本の平均出生率(女性が一生で産む子供数)は約1.33。ところが妻が妊娠。このままでは平均値を超えてしまう。
だからどうしてくれ、とは言いません。もう中絶できる期間を過ぎているのかもしれません。それをホラーっぽく医師に相談する両親。そもそも子供1人だって平均値からズレている訳ですけれど。その差分の 0.33 に何か異様なホラーの種があるのでしょうか。どんな？
イントロだけを描いて、後は観衆の皆様の想像にお任せする。そんな作品なのかもしれません。しかし今ひとつです。できればこの作品の後編（結末）を描いて欲しいものです。
ただ本作品に登場する二人の息子。ハルト役の武内翔太郎君も、タイチ役の谷川生馬君もかなりの美少年です。日本人少年の平均値よりずっと上な気がします。ただ美少年かどうかなんて、個人の主観で異なりますので数値化出来るものではありません。平均とか上とか、そんな事を書くのは御法度。申し訳ございませんでした。
家ではごく普通の少年ハルト。（演じた武内翔太郎君の詳細は不明。ハーフかも）
落としたスプーンを拾おうとした父。ハルトの膝に怪我があるのを見つけた｡
夜。両親に怪我の原因を打ち明けるハルト。（やっぱり日本人離れした美少年）
病院へやって来た田中家の3人。モノクロでホラーのような描写。
田中家の3人。指の間から覗く奇怪なポーズ。（タイチ役の谷川生馬君も美少年）※後記
本作品が作られたのは、ちょうど新型コロナ禍の真っ最中。ただでさえインディーズ系の短編なんて上映してくれる劇場なんて殆どないところにコロナの影響。でも作品は作っても公開しなければ無いのと同じ。youtubeは正に救いの神かもしれません。ただ経費回収という課題はつきまといますけれど。