キリエのうた (2023年)

寸評 東北大震災後、波乱万丈な人生を送った女性たち。
少年の出番 大阪。古墳の近くの小学生。出番は1、2分ですが超イケメン少年(旧J事務所)
映画情報など 2023年公開。BD/DVD発売中。
写真は小尾颯君。


主演のアイナ・ジ・エンドさんがキネマ旬報、日本アカデミー賞などで大変評価されて新人賞を受賞した事は知っていましたが、映画の事は全く知りませんでした。例によってWOWOWで鑑賞。ほんの少し登場した少年俳優が印象に残りました。

古墳のお堀でザリガニ釣りをする3人組。右はホームレスの少女ルカ。

石巻に住む小学生のルカは東北大震災で母と姉が行方不明。姉の恋人の夏彦(松村北斗)が大阪の大学へ進学したと聞き、姉も一緒にいると思い込んで大阪へ行く。しかし誰もおらずホームレスとなり児童保護施設へ。年月が経ち、大人になったルカ(アイナ・ジ・エンド)はキリエと名乗って、東京で路上ミュージシャンになっていた。

ルカは歌う時以外は声が出ない。そんなルカのマネージャーを申し出たイッコ(広瀬すず)は高校の先輩だった。ルカの歌は人々の共感を呼んで人気が出だした。しかしイッコの結婚詐欺事件などが発覚。先が見えない中、ルカは歌い続ける。


3時間もの長編。しかも時間が行ったり来たりしますので、少し入りにくい作品でしたが、アイナ・ジ・エンドさんの演技は本当に熱演でした。映画本筋のことはこれくらいしますので、他の方のレビューをご参照下さい。

小学生の女の子が大阪へやって来てホームレス生活。「ホームレス中学生」という小説や映画がありましたが、それをぶっ飛ばすようなシチュエーションですね。場所は藤井寺市にある古墳公園の木の上。木の上で寝るなんて、お猿さんかターザンじゃないですか...

地元の小学生が「変な子がいる」と話しているのを聞いた担任の先生がルカを保護する訳ですが。この小学生たちがルカを虐めたりしないだけでもホッとしました。その小学生のリーダー格の少年が無駄に美少年なんです。これほどのルックスなら、もっとストーリーに絡んでくる役にしてあげればいいのに。

演じたのは小尾颯君。やはりジャニーズ事務所(当時)所属でしたか。松村北斗さんのバーター出演かも。そんな下世話な事はどうでも構いません。小尾君は大阪出身との事ですので適役だと思います。もう少し出番が多ければと思いますが、元々原作には無い役なので仕方ありません。

話はそれますが、撮影場所は藤井寺市の津堂城山古墳。世界遺産の百舌鳥・古市古墳群に含まれるものです。しかし私が高校生くらいの頃は単なる原っぱ。整備もされず、露出していた石室の中にも勝手に入れたように記憶しています。もしかしたら記憶違いで別の場所だったかもしれませんけれど。


ホームレスの少女に名前を聞く。しかし少女は何も話さない(話せない)
(イケメンですね。さすがジャニーズ。しかも大阪弁はネイティブなので違和感なし)

古墳の全景。一応、周囲に柵はできているようです。


古墳の柵に腕をかけてボヤく。これから先生が家にやって来る。


先生はホームレス少女の事を聞いた。「女の子の名前は?」「イワン」
「なんにも言わんからイワンて付けたんや」(結局先生は少女を保護することに。偉いなぁ...)



後記
本作で登場するルカ、キリエは、海外では男性名だそうです。他にもノアなど。日本では音が可愛い感じなので女の子に人気の名前だそうです。海外で流行ったファッションや可愛いものは、日本では女の子が先進的に取り入れる。いいじゃありませんか。日本人の男の子もマリアとかソフィアとか...これは無いですかねぇ。





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