前科者 (2022年)

少年の出番 準主役の子ども時代。数分未満。
寸評 保護司とは報われない仕事なのか。
【少年映画でない理由】出番過小。
映画情報など 2022年公開。BD/DVD発売中。
写真は川口和空君。


かなり以前にWOWOWで鑑賞して画面キャプチャーした静止画も保存していました。自分の推しの少年俳優である川口和空君も出演しているのですが、なぜかレビューを書く気が起きず塩漬けでした。ここへ来てネタも切れ気味になり、ごく簡単にレビューします。

虐待を受ける兄(川口和空)と弟(八尾龍成)

マコト(川口和空)とミノル(八尾龍成)の兄弟と母は、父から虐待を受けていた。結局、母は殺されて兄弟は施設へ。兄弟はバラバラになった。大人になったマコト(森田剛)は殺人を犯すが刑期を終えて釈放。若い女性保護司(有村架純)の観察を受けて順調に更正。しかし長らく別れていた弟ミノル(若葉竜也)をみかけたのが運命の転機。

ミノルは自分や母を助けてくれなかった人間たちに復讐を計画。しかしその途中で失敗して自殺。マコトはミノルの意志を継いで復讐の続行を図るが、その前に保護司が立ちはばかった。


子役の登場シーンは虐待を受けて泣くシーンばかり。笑顔のよく似合う川口和空君の泣き顔は見たくありません。これがレビューを躊躇していた理由でした。弟役の八尾龍成君と二人で泣きの競演。どちらが悲しく泣けるか...こんなの本当に見たくありません。

映画の主役は有村架純さん演じる保護司。こんなに若い女性の保護司の方がおられるなんて、少し違和感を感じましたが、実際には年齢性別に関係なく皆さん無報酬で取り組まれているとのこと。本当に頭が下がる思いです。

一方で2024年11月に滋賀県で保護司の方が観察中の容疑者に殺害される事件が報道され、保護司という職業の厳しさを改めて知りました。


母は息子2人を連れて警察に相談。しかし何もしてくれない。
大人になった弟は右の警察官を殺害。復讐の第一歩。
母は弟ミノルの被害状況を説明する。
兄マコトも目が腫れ上がっている。


母と息子たち3人には、こんな笑顔の時間もあった。(やつれきったお母さん。父の暴力のせいか)


虐待を受ける兄弟。(辛いので二人の泣き顔シーンは掲載しません)


施設に収容された兄弟は寄り添う。しかし施設でも二人は担当者から暴力を受ける。
そして兄弟は離れ離れになった。



※後記
子どもが泣き叫ぶシーン。演技である映画でも辛いのに、ガザ地区やウクライナで攻撃を受けて泣き叫ぶ子どもたちは見れません。これらのシーンをフェイクだとかプロパガンダだと言う方々もおられますが、それでも子どもが泣くシーンは嫌です。





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