タイトルからして超三流映画。日本では劇場公開されませんでしたが、DVDが発売されただけでも感謝。レンタル店には1枚しかなく、いつも貸出中。1ヶ月ほどしてやっとレンタルできました。内容はそこそこ。主役少年はこんな作品に出演するのは勿体ないほどの美少年。
ある夜、強盗が押し入り母は負傷。それをみた息子のジュード(クリストファー・コンヴェリー)はトラウマで口が聞けなくなった。母もPTSD。父は環境を変えるために郊外に屋敷を借りた。そこでジュードは男の子の人形を拾った。ブラームスと名付けた人形の周囲で不気味な出来事が。
近所の屋敷の男が由来を話してくれるが、人形は過去から少年に取り憑いては殺人を繰り返してきた。ジュードは次第に人形に支配されいく。そして遂に母を殺そうとする。その寸前で父が人形を破壊。これで怪異は無くなったように見えたが、既に人形はジュードの内側にいた。
若い女性がキャーキャーと叫ぶホラー映画もいいのですが、年に1本くらい少年主役作品も作って欲しいものです。ジュブナイル小説には少年ホラーも数多くあります。でも映画やドラマ化される時には、なぜか(本当の年齢の)少年が排除されてしまって。
さて本作品でジュードを演じたクリストファー・コンヴェリー君。口が聞けず、常に小さなスケッチブックを持ち歩き、文字で会話する様子が非常に可愛い。文芸映画に出てきそうな気品ある表情。もっと大作に出て欲しいものです。