ザ・ボーイ 残虐人形遊戯(2020年)
製作年・国 |
2020・アメリカ |
少年映画評価 |
B |
お薦めポイント |
不気味な少年人形と美少年のホラー |
映画情報など |
国内未公開。国内向けDVD発売中 (写真はクリストファー・コンヴェリー君) |
タイトルからして超三流映画。日本では劇場公開されませんでしたが、DVDが発売されただけでも感謝。レンタル店には1枚しかなく、いつも貸出中。1ヶ月ほどしてやっとレンタルできました。内容はそこそこ。主役少年はこんな作品に出演するのは勿体ないほどの美少年。
ジュードは、拾ってきた人形といつも一緒にいる。
ある夜、強盗が押し入り母は負傷。それをみた息子のジュード(クリストファー・コンヴェリー)はトラウマで口が聞けなくなった。母もPTSD。父は環境を変えるために郊外に屋敷を借りた。そこでジュードは男の子の人形を拾った。ブラームスと名付けた人形の周囲で不気味な出来事が。
近所の屋敷の男が由来を話してくれるが、人形は過去から少年に取り憑いては殺人を繰り返してきた。ジュードは次第に人形に支配されいく。そして遂に母を殺そうとする。その寸前で父が人形を破壊。これで怪異は無くなったように見えたが、既に人形はジュードの内側にいた。
男の子の人形ホラーといえば『チャイルド・プレイ』シリーズのチャッキー。本作のブラームスも前作からの登場。ブラームスシリーズを企画しているのでしょうか。残念ながらそれ程ヒットしていないので無理かもしれません。何より偉大な音楽家に失礼ではと思ってしまいます。
でも欧米では少年が登場するホラーに一定の需要があるようで、1972年の『悪を呼ぶ少年』以来、コンスタントに作られています。もちろん少女ホラーはそれ以上に。でも日本では少年ホラーは殆どありません。『学校の怪談』とかTVのホラー特集にチラッと登場する程度。
若い女性がキャーキャーと叫ぶホラー映画もいいのですが、年に1本くらい少年主役作品も作って欲しいものです。ジュブナイル小説には少年ホラーも数多くあります。でも映画やドラマ化される時には、なぜか(本当の年齢の)少年が排除されてしまって。
さて本作品でジュードを演じたクリストファー・コンヴェリー君。口が聞けず、常に小さなスケッチブックを持ち歩き、文字で会話する様子が非常に可愛い。文芸映画に出てきそうな気品ある表情。もっと大作に出て欲しいものです。
事件が起きる前、ジュードはよく笑う快活な少年。
ジュードを引き寄せるため、人形が事件を起こしたのか
強盗事件以来、口が聞けなくなったジュード。
ドアを閉めて。これは人形の指示だった。
少年人形ブラームス。何十年も前に作られた。
(一見不気味だが、よくみると美少年でもある)
ブラームスを抱いたジュード。
既にブラームスに支配されていた。
※後記
少年の人形やフィギュア自体、日本では見かけることが少ないのです。2021年に海洋堂のギャラリーが大阪府門真市にオープン。海洋堂といえば知る人ぞ知るフィギュア製作会社。私も少年のフィギュアがあれば記念に購入しようかと訪れたのですが。ありませんでした。数多くの展示の中で、少年フィギュアといえば名探偵コナン、ONE PIECEのルフィくらい。非売品でした。値段がついていたら、きっと高いんだろうなぁ。