ウクライナの少年映画ですので、時事的な事もありレビューしました。日本で公開されたという情報は見つけれませんでしたが、2022年になってDVDが発売。日本語吹き替えまであります。多分にロシア批判を込めた政治的な意図、もしくはウクライナへの同情に便乗して販売されたのかもしれません。
10歳のヴラド(ヴィクトル・グリゴリエフ)はスカウトのキャンプの球技大会で失態。その名誉挽回?と優勝カップを盗んでキャンプを脱走。途中で変な学者とロボットに捕まる。お前は地球を救う予言の書にあった少年だと。何の事か判らない。実は宇宙人が地球を保護するシールドを回収しようとしているらしい。
このままでは太陽フレアの爆発で宇宙線を浴びて現代文明は壊滅。ヴラドと学者とロボット。追いかけてきたキャンプのリーダーたち、宇宙人の少女、宇宙人に買収された警察官が入り乱れてドタバタ。最後はヴラドがシールドを守るアンテナの配線を修理して危機は回避された。
登場する宇宙人(異星人)は地球の環境を太鼓から観察しており、環境破壊が急速に進みだした地球を危惧。そこで一旦地球の文明をリセットするため、シールドを無くして宇宙線により通信や電力などを破壊するとの事。洪水を起こして悪い人間をいったん駆逐したノアの箱舟みたいなもの。
さて主役ヴラドを演じたヴィクトル・グリゴリエフ君。どう転んでも10歳には見えません。顔も身体も13、14歳というところでしょうか。それでも大熱演でした。もう一人。キャンプ場でヴラドとBL関係にあるような雰囲気の少年が印象に残りました。興味を持たれた方はDVDをレンタルしてみて下さい。