時期・媒体 | 80年代前半・週刊少年ジャンプ |
評価 | A |
お薦めポイント | 少年マンガの主役は少年だった時代の広告 |
関連情報など | 古い少年マンガは国会図書館にも無いかも 写真は少年ジャンプ広告から |
今回は映画とは関係ありませんが、私の古い古いスクラップブックを紹介します。私も少年〜高校生の頃は、毎週マンガを読んでいました。全部は買えないので友達とシェアしており、私は少年チャンピオンと少年ジャンプを買っていました。(作品はチャンピオンの方が好きでした)
マンガは何冊か溜まると、親に捨てられてしまいましたが、少年ジャンプのあるページだけは、切り抜いて保管していました。それが懸賞広告のグラビア。親には「懸賞に応募するため」と言っていましたが、そこに写っている少年モデルにも何となく関心があったからでした。
どの少年週刊誌も、創刊の頃は、少年モデルが主流だったようです。しかし80年代のグラビアページを飾るのは、若いアイドル女性に変りました。これは、マンガを読む中心層が少年から、大学生や若い男性になっていったためでしょう。
しかし、そんな中、少年ジャンプの懸賞グラビアページだけは、頑なに少年モデルが登場します。そして発行部数が他誌を圧倒していきます。(少年モデルを使ったせいではないでしょうけれど。)
やがて、私も大学受験勉強が始まり、浪人して予備校に通うに及び、マンガ雑誌どころか、テレビも絶つことになりました。う〜ん、空白の時代でした。そんな私も晴れて大学生になり、友人達は、マンガ復活どころか、車の免許だ、スキーだ、合コンだ、と青春を謳歌し始めます。
ところが私は時代錯誤も甚だしい硬派の思想に取り付かれ、遊びに耽るのは罪悪で、学生は、その本分たる勉学を極めるべき、とテレビもマンガも無い生活を継続します。でもカッコつけたのは1年程。すぐ挫折し軟派学生に戻りました。
軟派学生になり、合コンもスキーもやり、免許も取りましたが、マンガだけは卒業でした。そのため少年ジャンプの懸賞グラビアがどうなったのか、顛末は判りません。久し振りに少年ジャンプでも買ってみましょうか。
スクラップブックですが、これもスキャナーを購入した時に、300dpiでスキャンした後、原本の切抜きは全て処分しました。今から思うと、ちょっと早まった事をしてしまったかな、と少し後悔しています。
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