時期・媒体 | 2005年・雑誌(写真ムック) |
評価 | A- |
お薦めポイント | 史上初の少年俳優専門のムック。実力派揃いの少年達。 |
関連情報など | 2005年9月発売。今でも買えます。 写真は表紙を飾った神木隆之介君 |
今思うと、2004年から2,3年間は少年映画全盛期でした。そんな時期に出版された本誌「少年俳優」は少年俳優ファンのバイブル。本サイトをご覧頂いている皆様はきっとお持ちだと思います。当時ウブだった私は書店で買いにくくて、買いにくくて。
内容はWikipediaはじめ多くの方が書いておられますので詳細は省略。当時の牽引役が神木隆之介君。彼を陽とすれば陰にあたるのが本郷奏多君。そして演技派・実力派が池松壮亮と落合扶樹君。当時はまだ幼いながら須賀健太君や武井証君らも登場。ここに登場した方々の多くは現在も若手俳優として活躍されています。
しかし急速に少年映画は衰退。「少年俳優」もVOL2、VOL3と続く事はありませんでした。これを書いている2020年。少年俳優や歌手・タレントは大幅に増えました。でも例えば大西利空君はルックスも演技力も神木君に劣らないのですが、映画1作で5分程度の端役以外に活躍の場がないのが現実。
昔は少年俳優と成人男優の間には明確な境界がありました。今はそれが曖昧。若手の成人男優がいつまでも少年風キャラを捨てないのです。三船敏郎さんや高倉健さんみたいな男臭い俳優が流行らないのかも。Jポップスの人気歌手の声は女声域に近いほど高くて、オジサンはカラオケでは歌えないのです。
とかなんとかゴタクはここまで。以下に少し写真を紹介。なお私は紙の書籍は全て断捨離。残すものはスキャナーでデジタル化。PCやHDD がクラッシュしたらそれで終り。それも人生です。
※後記
今回紹介した少年俳優はぼぼ全員主演映画があります。今の少年俳優さんからみると羨ましい限り。他にも写真を載せたい子役は本当に多数。まだ古本でなく新本も買えますので、お持ちでない方は今のうちに是非ともお求め下さい。
カンヌ男優賞の柳楽優弥君は本誌に掲載されていません。もう別扱いだったのでしょう。フィギュアでいえばジュニアの年齢だけれどシニアの大会で優勝してしまったような感じ。
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