1985年にテレビ朝日系列で放送された連続ドラマ。この当時ヒットしていた不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」と、ティーンズお色気ドタバタドラマ「毎度おさわがせします」の影響を受け、小学生をめぐるドタバタとお色気ドラマになっています。
とにかく、視聴率を上げるためなのか、過激な設定が気になりました。もうこんなドラマは作れないのではと思います。ビデオやDVDは販売されていませんが、youtubeには流れているようですので、ご覧になった方も多いと思います。私も当時のビデオで録画したのですが、テープ代が高く、ダビングしているうちに消えてしまいました
(あまり細部は覚えていませんので、ごく簡単に)。東京の近郊にある団地に住む、3組の小学生と両親が主人公。小学生は、卓也(山越正樹)、晴男(小原秀文)と、めぐみ(高橋リサ)の3人。
晴男は卓也を苛めていた。しかし卓也を解剖(服を脱がすこと)した事を知った晴男の母は猛烈に怒り「脱がされた子の気持ちになってみなさい!」と晴男の服を全部はぎ取った。晴男は全裸のまま外へ逃げたが、人が通りかかったため、植木鉢で前を隠しながら(テレビではさすがに局所は映っていませんよ。念のため)
このエピソードの後、二人は友人になり、ドラマの主役として色々な騒動を引き起こします。いじめ、小学生の妊娠、銀行強盗など色々ありますが、今も記憶に残っている痴漢事件のエピソードだけを簡単に紹介します。
卓也と晴男がクラスメイトの家へ遊びに行くと、なんとそいつは女装趣味。「気持悪っ」と逃げ出すが、ヒマを持て余した二人は、自分たちも女装して遊ぶことにする。女装して女子更衣室に入り込むが、やっぱりバレてしまい、逃げ出した。
追いかけるのを振り切ってバスに乗って一息ついた二人。その時、卓也のオシリを触る痴漢に遭遇。痴漢はそのまま逃げたが、二人は痴漢を捕まえるため、また女装して夜の街を歩き出す。卓也がオトリになって。
小学生同志による妊娠騒ぎ、解剖いじめ、なんでも有りのドタバタ。そんな中で、印象に残ったのが、卓也役を演じた山越正樹さんの美少年ぶり。3組の家族による群像劇ドラマですが、私はこの山越正樹さんが主役だとばかり思っていました。ネットで検索するとあまりヒットしませんが、どうも女の子が主役だったようです。
それはどうでも構いません。少年期特有の表情、肢体、声、どれをとっても理想的な日本人少年俳優だったと思います。残念ながら、他の作品、特に映画で主役をやったというデータもありませんので、これが残念です。今は何をされているのか全く判りませんが、いい俳優さんになっているのでしょうか。