勝利の女神 (1996年)
初回放送・製作 |
1996年・関西テレビ 連続ドラマ全11回 |
作品評価 |
B |
お薦めポイント |
受験生もの。落ちこぼれとエリート少年 |
関連情報など |
映像関連の発売は無し。 (写真は、落ちこぼれ役の倉貫匡弘君) |
1996年に関西テレビで制作、フジテレビ系列で放送された連続ドラマ。当時大人気(大騒動の果てに2016年解散)のSMAP中居正広さんが話題になりましたが、その後はビデオもDVDも発売されず、ほぼ幻の作品といっていいでしょう。
主題歌は、ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」ですよ。大ヒットした曲ですよね。でもドラマを知っている人はどれだけいるのでしょうか。まあよくあるパターンのお受験もの、といえば、それはそうなんですけれど、少年俳優の倉貫匡弘君が印象に残りました。
管理人のパソコンの中に、ビデオからキャプチャーした画像が残っていましたので、ここで紹介します。あまり画質が良くないので、大きなサイズは無理ですけれど。
エリート少年役の高橋直気君(左)と、落ちこぼれ少年役の倉貫匡弘君(右)
東京の進学塾が舞台。有名中学をめざして厳しい指導が売りだが、落ちこぼれ組は無視して放置されている。そんな落ちこぼれ組を担当するのが、安アルバイト講師の吉本(中居正広)。エリート講師たちのイヤミに反抗しながらも、落ちこぼれ生徒たちを熱血指導。
落ちこぼれ組の大下 要(かなめ。倉貫匡弘)は、本来は実力があるのだが、過度に神経質なために成績が上がらない。緊張すると何回も手を洗うクセがある。そんな要少年を、吉本は粘り強く指導するが、要は自信を無くして自殺騒ぎを起こすなど前途多難。でも最後はそれを克服して合格に導く。
ジャニーズJr.の全盛期?
このドラマは、SMAPの中居正広さんが主役ですが、ジャニーズ事務所の若手、いわゆるジャニーズJr.もセットで出演しています。秀才組の美少年を演じた高橋直気君は、少女たちに大人気だったようです。
(今見ても本当に超美少年。でも早くにジャニーズはやめたとか)
この頃、ドラマ「木曜の怪談」では、滝沢秀明さん、今井翼さんなどがブレイクし、ジャニーズJr.の番組などもあったことを覚えています。バラエティや歌番組だけでなく、ドラマにも精力的に売り込んでいたんだろうと思います。
当時からジャニーズについては、テレビドラマは構わないけれど、映画の少年俳優まで独占されるのは、なんだかななあ、と否定的な印象を持っていました。もちろん、本当に俳優として真剣に取り組まれるのならいいのですが、腰掛け的な感じで出演しているのではなかろうかと。
倉貫匡弘君
先程も書きましたが、このドラマで一番印象に残ったのが倉貫匡弘さんでした。美少年ぶりなら高橋直気さんが断トツですが、気が弱くて繊細な少年を身体全体で演じており、非常に好感が持てました。このドラマの後、昼帯ドラマで実質主役に抜擢されるなど、少年俳優としてミニブレイクしたように思います。
昼帯ドラマ「おひさまがいっぱい」は別途、本コーナーで取り上げる予定です。最後にいくつかのキャプチャー写真を紹介して本レビューを終了します。
模試が散々で、フラフラと川に入ろうと。
塾の先生がほほを一発、正気に戻った
中学入試。高望みはしなくても合格。この笑顔
(中居正広さんに祝福され)