おひさまがいっぱい (1996年)
初回放送・製作 |
1996年・TBS 花王愛の劇場 全35回 |
作品評価 |
B |
お薦めポイント |
脚が悪いのに、健気に家事をする少年 |
関連情報など |
映像関連の発売は無し。 (写真は、実質主役の倉貫匡弘君) |
1996年10月からTBS系列「花王愛の劇場」枠で放送された昼帯ドラマ。7週で全35回。大半の昼帯ドラマは、とりあえず録画しただけで、殆ど忘れ去ってしまいましたが、本作品だけは意識して毎回録画し、鑑賞していました。
その理由は少年俳優の倉貫匡弘さん。同じ1996年に放送されたドラマ「勝利の女神」ではお受験少年役を演じました。共演していたジャニーズJr.の人気タレントよりも印象深く、ある意味でJr.タレントを喰ってしまいました(今も昔も、これは大変な事かもしれません。事務所の逆鱗に触れたりして)。
それはともかく「勝利の女神」で意外に評判が良かった(と私が勝手に思っているだけですが)倉貫匡弘さんが、今度は準主役、いや実質主役に抜擢された昼ドラマですので、しっかり見ていました。ただ残念ながら当時の録画は廃棄してしまい、静止画だけが残っている状態です。
母親代わりの次男を演じた倉貫匡弘さん
一応の主人公は、雑誌記者の女性(田中広子)で、両親を失い兄弟だけで生活している水島家の取材していた。水島家の長男はもう社会人で、妹弟たちにとっては異母兄にあたるが、一家の父親代わりで頑張っている。問題は次男の真人(倉貫匡弘)。非常に優秀な中学生だが、足が悪いために学校も休みがちで、経済面から高校進学も迷っている。
記者は特に真人に注目していた。真人は勉強が好きで進学したいのだが、兄弟姉妹の事を考えると、料理や家事などを積極的にこなし、近所の喫茶店でアルバイトまでしたいと申し出る。兄はそんな弟を可愛いとは思いつつ、もっと男らしくなれと厳しく当たる(兄は兄で進学費用を準備できない自分のふがいなさを恥じている)。
倉貫匡弘さんの魅力を満喫
エプロンも似合う
以上ざっとこんなストーリーだったと思います。もちろん35話もありますから、色々エピソードはあったのですが、細部までは覚えていません。最後は大団円となり、みんなでハイキングに行くシーンで終了。(映画「サウンドオブミュージック」のラストをパクったな、と感じた事を覚えています)
少年俳優ファンという目で見たものですので偏見があるかもしれませんが、本ドラマの実質主役は倉貫匡弘さんで、彼のファンのためのドラマではなかったかと思います。長女役には勇静華さんという美少女も出演しておりますが、私には殆ど記憶に残っておりません。
少年が足を引きずりながら歩く。この姿には切ないものがあります。おまけにそんないたいけな少年の胸ぐらをつかんで引きずり回す兄がいるのです。ちょっとSMチックで萌えるのです。さらにエプロンをつけて料理する姿はあざといとしか言えません。
すみません。今回はもう全くレビューになっていませんね。以下、残っていた静止画像を紹介して、これで終わりにします。DVDなどは期待するのも無理ですので、何かのご参考になれば幸いです。
兄と言い争う。涙目で怒る表情もいい
喫茶店で働きたいと言い出した