初回放送・製作 | 1997年・NHK教育テレビ 道徳ドラマ |
作品評価 | B |
お薦めポイント | 平成になってもNHK道徳ドラマは王道路線 |
関連情報など | 映像関連の発売なし (写真は1998年シリーズ主役の藤沼豊君) |
今回は。NHK教育テレビの道徳ドラマ「虹色定期便」の紹介です。私のPCのハードディスクの片隅に眠っているキャプチャー画像には、何の番組か判らないものが、まだいくつか残っていますが、もう少し整理してから、また紹介するものを検討します。
虹色定期便は1997年から2006年まで放送されたとの事(製作としては2003年が最後。以降は再放送のみ)。最初のシリーズは「プロジェクトエデン」というSF仕立てのドラマで、シリーズの中で今でもファンがいるそうです。ただ残念ながら私はこれを見た事がありません。
第2シリーズからは、明るいなかま、あしたへジャンプ、はばたけ6年などの道徳ドラマ路線に戻り、地味になってしまい、人気は急に薄れたようです(主人公が少年になったからかもしれませんが)。2007年以降はNHK教育道徳ドラマも殆どなくなってしまったようです。人気の無いものは放送しない、民放と同じになってしまったのでしょうか。
■虹色定期便(1998年、群馬県大泉町)2シリーズ目の舞台はなんと群馬県の大泉町。知っています?日本のブラジルと呼ばれる、日系ブラジル人、ペルー人が多くおられる町。実は以前の仕事で、この大泉町にある大手電機メーカーと共同開発をしていた事があり、何度も滞在しました。(浅草から東武特急「りょうもう」で館林、そこから支線で西小泉という駅に降り立つと、ポルトガル語の看板が目立ちます。)
私の話なんかどうでもいいとして、このシリーズの主人公は、地元の小学6年生の陽介(藤沼豊君)で、やはりクラスの中にはブラジルから来た子供たちもおり、文化や習慣の違いを超えて、人間としての大切さを学んでいくという、グローバル時代に相応しいものだったと思います。
第3シリーズは静岡県の沼津市が舞台。どうも地方の町が舞台になるようです。本シリーズの主役は、小学生の寛市(山内秀一君) 。明るく元気ですが、早とちりの多いという典型的な小学生男子。山内さんは映画「さくや妖怪伝」、NHK朝ドラ「ちゅらさん」などで子役として活躍し、現在でも俳優をされておられるようです。
主役の山内さんの他に、クラスの秀才イケメン少年も印象に残りました。98年大泉町編、そしてこの99年沼津市編は、結構録画したものを見ましたが、それ以降のものは殆ど記憶がありません。ちょっと勿体ない事をしました。
第4シリーズは山梨県甲府市が舞台。ほんの数枚キャプチャー画像が残っているだけで、内容は殆ど覚えていません。甲府市が舞台というのも、今回このレビューを掲載するにあたりWikipedeaで調べて初めて知った状態です。(もしかすると間違いで、全く違う番組かもしれず、その場合は申し訳ございません)
第5シリーズは静岡県焼津市。なぜか中部地方が多いこの虹色定期便。見ていませんが、次の第6シリーズも静岡県浜松市。静岡県がお好きなディレクターがいたのでしょうか。
さてこの第5シリーズは、オープニング映像のみ記憶に残っており、中身は殆ど覚えていません。主役少年も誰だか忘れてしまったくらいなのですが、友人役で出演していた伊山伸洋君が印象に残っています(というか、彼の画像しか残っていません)。伊山さんは2005年の映画「愛してよ」で成長した姿を見て以来、今はどうされているのか判りません。