初回放送・製作 | 1992年・NHK教育テレビ 環境番組 |
作品評価 | B+ |
お薦めポイント | 地球環境を守る、本当に質やレベルの高い番組 |
関連情報など | 映像関連の発売なし (写真はレポーター役の佐藤克君) |
今回はNHK教育テレビに出演していた少年俳優の紹介です。同じようにかつてビデオ録画したのですが、一部を静止画キャプチャーした後は、廃棄してしまったものです。今もハードディスクの隅っこに眠っていますが、整理していないので、曖昧な情報しかありません。
NHK教育テレビでは80〜90年代の高学年向けの道徳番組、明るい仲間、あしたへジャンプ、虹色定期便などが、ほぼ少年俳優が主役でしたので、少し写真や画像が残っています。その中で今回は「いのち輝け地球」という番組について紹介します。
Wikipediaによれば1992〜95年の放送で、いわゆる地球環境問題を啓蒙する番組です。毎回、専門家の先生と小学生レポーターがテーマを決めてロケやレポートします。ここで問題が小学生レポーター。
毎年レギュラーが決まっており、私の記憶では全員男子だと思っていたら、毎年男女一人ずつ。いや女子だけの年も。(レポーターが女子の回は録画を残さなかったので、こんな記憶になったのでしょう。とんでもないヤツですね、私)
それで、キャプチャー画像が残っているのは、実は1993年の放送2回分だけ。この年の男子レポーターは佐藤克君でした。沖縄ロケとゴミリサイクルの回。以下で簡単に写真を紹介します。
環境専門家の安達修子氏とレポーターの佐藤君が沖縄の西表島に残る自然をレポートします。戦災も受けなかった西表島には、ヤマネコや原始林などの自然が残っており、それを守っていかないといけない、そんな内容だったと思います。
スーパーでの買物シーンから。このペットボトルやゴミはどうなるの?という疑問からレポートが開始。安達先生とゴミ処理施設や再生工場を訪問します。また地域で再生のための分別収集の取組みの紹介。本当に大事な話なのですが、小学生が興味を持つ内容かどうかは・・
思えば、1990年代の頃の方が環境問題に取り組もうという姿勢は強かったのではと思います。京都議定書やオゾンホールの問題が提起され、企業でも学校でもエコが言われました。(そのせいで原発依存が進んでしまった側面もありますが。)
今はどうでしょう。経済優先ばかりの気もします。こんな番組をみて、もう一度原点に戻ってみるのもいいかもしれません。エコのために、佐藤君が履いているような半ズボンを復活させて、冷房電力削減なんかどうでしょう。