ぼくたちのアース -オーストラリア トレス諸島 感動の出会い旅-(2012年)
初回放送・製作 |
2012年9月17日・RKB毎日放送(TBS系列) |
作品評価 |
B- |
お薦めポイント |
美しいオーストラリアの自然と少年たち |
関連情報など |
メディア等の発売なし (写真は濱田龍臣君) |
濱田龍臣君が12歳の時、俳優の照英さんといっしょにオーストラリアを訪れた時のドキュメンタリー。濱田君は少年タレントとしてバラエティ番組やドラマにも引っ張りだこでしたが、結局は刺身のつま扱いで主役を張ることはありませんでした。(もしかしたら私が知らないだけかもしれませんけれど)
本番組では照英さんと一緒とはいえ、堂々とメインを勤めています。その昔、幼い神木隆之介君がいかりや長介さんに見込まれてアフリカを訪問するドキュメンタリーがありましたが、それとほぼ同じ。製作はTBS系列のRKB毎日放送、福岡のテレビ局です。やっぱり少年ものは地方制作なのか..
ココナッツ島の11歳の少年と。最後までぎこちなさは抜けず。
(そりゃ言葉も通じないのに,たった2日くらいで打ち解けるのは無理ですわ..)
持続可能(サステナブル)な地球環境をテーマに、絶滅危惧生物や地球温暖化の現状を見るために照英さんと濱田龍臣君がオーストラリアへと旅立った。
最初はオーストラリア北部のケアンズ近くの保護公園。カヌーで池を進み、絶滅危惧動物のワラビーやカモノハシを見学する。次はさらに北のトレス海峡諸島にある小さなココナッツ島へ。島の大半が海抜1m未満で、地球温暖化による海面上昇で海没の危機にあるという。
ココナッツ島に住む11歳の少年の家に濱田君はホームステイ(といっても一晩だけ)し、島の各所を案内して貰い、島の自然の豊かさと危機、島に伝わる伝統などを学んでいく。
テーマの掘り下げは期待していません
大きなテーマは地球環境のこと。しかし1時間番組(CMが多くて実質45分たらず)ではありきたりの事しか放送できません。番組のターゲットを大人ではなく、濱田君たち少年少女だと思えば、それなりに伝わるものがあるとは思います。
もう一つのテーマはココナッツ島の少年の濱田君との友情。ナレーションではしきりに少年との友情が芽生えたと語っていますが、たった2日程度ではとてもとても友情なんて。二人とも表情が硬く。ヤラセ的な演出も目立ちました。でもこれも大人の腐った視点だからで、少年少女がみれば爽やかな友情と思ってくれればそれでいいんだと思います。
照英さんと旅の始まり。ぎゅっと結んだ口元
カヌーに乗って。最初はなかなか漕げなかった..
南の島はいいなあ
私ごとですが、年を重ねると大阪でさえ寒く感じてきたこの頃。海没や津波は怖いけれど、こんな南の島でゆっくり過ごしたいなんて。ヘミングウェイの「老人と海」ではありませんが、南の海は若者よりも老人や少年少女の方が似合っているような(なんと自分勝手な..)
それにしても照英さんといい、濱田君といい、ちょっと日本人離れした顔つきのせいもあり、南の島がよく似合いました。そういえば今は憎まれ口ばかりの坂上忍さんも、かつては南の島が似合っていたんですねえ。→「太陽は沈まず」
小さな飛行機でココナッツ島へ
(横顔が凛々しいなあ..)
ココナッツ島の浜辺にて。左の少年は11歳とは
思えぬ体格。なので濱田君は右の小さい子と..
ココナッツ島が海没の危機であることを聞いて
(何とも言えない複雑な表情。大人の顔)
日本へ帰る前の日の夜、満天の星空の下で
(娘さんみたい。シャツの切れ込みがまるでブラジャー)
※後記
本作品の映像ですが、左上には常にマークが表示され、またテロップなどもてんこ盛り。申し訳ありませんが、キャプチャー画面はそれらを消しています。