カミング・ホーム
初回放送・製作 |
1994年7月8日・TBS(全12話) |
作品評価 |
いわゆる大家族もの。最後はお約束のハッピーエンド。 |
お薦めポイント |
12才の次男の視線でのエピソードが意外に多い。 |
関連情報など |
ディスク等なし。CSで再放送あり。 (写真は大西良和君) |
タイトルどころか存在も知らなかったドラマですが、2024年になってCS放送のTBSチャンネル2で全12話が一挙放送されました。ぱぱっと早送りで見て、すぐに削除するつもりでしたが、意外に少年俳優の出番が多いので、備忘録として軽くレビューします。
ドラマのオープニングから。先頭はキョウタ。次は従兄弟たち。家族全員が続く...
小学生のキョウタ(大西良和)は兄1人、姉2人の4人兄弟の末っ子次男。両親、祖父、そして叔母が4人の子(従兄弟たち)を連れて出戻り。さらにハンガリーからの留学生も同居する大家族。姉たちのお決まりの恋愛騒動。従兄弟の長男の暴走族騒動。離婚した従兄弟の父がやってくる騒動など。
いろいろなエピソードの中でキョウタは振り回されつつも少しずつ成長していく。キョウタにも家族にも優しくて家族同然だった留学生は修士の学位を得てハンガリーへ帰国していった。また大切な家族の一員だった愛犬も天寿を迎えた。でも。また春はやってくる。
キョウタの家族。父親役は梅宮辰夫さん、祖父役は丹波哲郎さん。家の中にこんな貫禄十分の大御所がお二人もおられたら、家が重くて重くて大変ではなんて思ってしまいました。この頃の梅宮さんはまだお若かったのですけれど。
キョウタは昔々の漫画「丸出ダメ男」よりも極端な丸メガネ。これはお笑いドラマかと思っていたのですが、眼に障害があり矯正用のメガネのようです。「これは高いメガネなんだ。割ったら母さんに叱られる」なんてセリフもありました。と言いながら割ってしまい、普通のメガネに変わりました。
大御所の丹波哲郎さん梅宮辰夫さんの他にも、母役の藤田弓子さん、常盤貴子さん、岡田奈々さん、国広富之さんなど多くの有名役者さんが出演。またハンガリーからの留学生を演じたロバート・ホフマンさんが非常にいい演技をしていました。日本のドラマに出演する外国人はどこかぎこちない部分があるのですが、彼は地に足が着いています。
少年俳優では主役級の大西良和君はもちろん大熱演。従兄弟の中の小学生役を演じた菅田大輔君、佐藤侑輝君も出番は少ないものの印象に残ります。佐藤侑輝君は(何か忘れましたが)特撮番組でレギュラー役をしていたタレ目がチャーミングな子でした。
なかなか昔のホームドラマを見る機会はありませんが、今見返してみると当時の世相や、若かった頃の俳優さんの演技なども見れて興味深いものです。CSで再放送して頂けるのは有難いことです。
キョウタ。このメガネはお笑いかと...
でも矯正用の特殊メガネでした。
大御所の祖父(丹波哲郎)にお説教を受ける従兄弟。
左から秋夫、夏雄、春雄。この後、正座させられる。
小学校でのキョウタ。
(1994年。まだ男子の半数ほどは半ズボン)
従兄弟の秋夫役は佐藤侑輝君。タレ目が可愛い。
(他の特撮番組などで見た記憶があります)
従兄弟の長男が暴走族を抜けた。族が仕返しに来た。
長男を守ろうとする家族。貫禄の祖父も。
夏。キョウタはパンツ一丁で家の中を...
(こらこら!大御所の前で失礼でしょう)
テレビゲームに熱中する従兄弟の夏雄と秋夫。
(テレビゲームもいいけれど...)
愛犬を可愛がる子どもたち。(犬はいい迷惑かも)
この犬が亡くなった時、家族全員が悲しんだ。
ハンガリーからの留学生ともお別れ。犬も加わってサッカーに興じる。
(右端のキョウタはもう中学生ですが、なぜか小学生スタイルに)
※後記
CS放送には民法キー局がチャンネルを持っています。各局とも1つではなく複数。3つある局もあり、テレビ局が過去に放送した番組を流してくれています。全部みるのはお金がかかりますので、どれか1局を選んで契約しています。バラエティやスポーツ、歌番組が多いのですが、懐かしドラマが比較的多いのがTBSチャンネル2でした。他の局もあると思うのですが、番組ホームページが見にくくて。ただこんなCS放送もネット配信に取って代わられる日が来るかもしれません。