小学5年生の航(下田翔大君)はある日、両親と一緒に郊外の山へハイキングに出かけ、不思議な場所に迷い込む。そこで見たものは、もう一人の自分だった。驚いてその場所を離れて、両親が休んでいる場所に戻ったが。
あんなに優しかった両親が、まるで別人のように暴力的な人間に変わっている。家に帰ったが、地名のプレートが「世田谷区39丁目」と聞いた事のないものになっている。それまでは世田谷区砧8丁目だった。
小学校へ行っても、担任の先生は見たこともない男性教師で、先生も生徒も暴力が横行していた。そんな中で、一人の少女と会った。彼女もまた、あの山の場所を経由して、この世界にやってきたと言った。しかし彼女がここへ来る前の世界は、もっと狂気の世界だったという。
航と少女は、この世界を逃げ出して、元の世界へ戻ろうと、あの山の場所へ向かう。そして別の世界にスリップすることが出来た。しかしそこは・・