突然死した椿山課長(西田敏行さん)、ヤクザの親分、夭折した少年(伊藤大翔君)の3人は、あの世の入口で、7日間だけ現世に戻り、身辺整理する事を許される。
但し、現世に戻る姿は、生前とは全く違う姿となり、中年男の西田氏は美女(伊東美咲さん)に、老年ヤクザはイケメンに、伊藤少年は少女(志田未来さん)となって、遺族のもとへ戻る。3人ともドタバタ劇を繰り広げて、絡み合いながらも思いを遂げていく。
少年映画評価 | 2点 |
作品総合評価 | 4点 |
少年の出番 | 20%(完全に端役) |
コメント | 伊藤大翔君の活躍を観たかった |
映画情報など | 2006年公開/DVD発売済 |
浅田次郎氏原作の同名小説の映画化。浅田次郎氏は人情ものなどストーリーテラーとして定評があり、決してハズレ作品は無いのですが、この人自体にどこか胡散臭さがあり、あまり好きではありません。
■ストーリー突然死した椿山課長(西田敏行さん)、ヤクザの親分、夭折した少年(伊藤大翔君)の3人は、あの世の入口で、7日間だけ現世に戻り、身辺整理する事を許される。
但し、現世に戻る姿は、生前とは全く違う姿となり、中年男の西田氏は美女(伊東美咲さん)に、老年ヤクザはイケメンに、伊藤少年は少女(志田未来さん)となって、遺族のもとへ戻る。3人ともドタバタ劇を繰り広げて、絡み合いながらも思いを遂げていく。
こんなストーリーなので、伊藤少年の出番は少ないのは判っていました。しかし映画の紹介サイトのギャラリーには、伊藤君の写真(右)が、3枚くらい載されているので、もっと活躍するんだと思っていました。
しかし伊藤君の出番は冒頭と最後の計1〜2分だけ。少年映画ファンとしての感想は、伊藤君の写真(羊頭)を掲げて、志田未来さん(狗肉)を売る作品でした。(※またまた暴言。志田未来さんには何の恨みもありません。たとえ話とはいえ狗肉なんて失礼な表現で申し訳ありません。)
■須賀健太君もコケにされ突然死した椿山課長の息子役は須賀健太君。しかし須賀君は息子ではなく、妻の不倫の子であった事が判り、椿山課長はあっさりと須賀君を捨てて、恋人だった職場の同僚女性の元へ走り、彼女と現世最後の時を過し、あの世に旅立つ。
志田さんは本当の両親に会うが、少女の姿のため告白できない。そこで須賀君を息子と偽って(身代りにして)告白するが。母親は須賀君が偽者であり、志田さんが本当の息子である事を見破ってしまう。
このお涙頂戴シーンが志田未来さんの演技力だと評価されていますが、彼女の演技力でしょうか。単にそんな脚本だったのでは、と思ってしまいます。まあ、伊東美咲さんと志田未来さんの2人の役者のための映画ですから、目くじら立てても仕方ありません。
■もし作り直すならこの原作では、どう転んでも少年映画にはならないので、作り直しは無理でしょう。原作者があるものですし。ただ、須賀君や伊藤君の扱いがあまりに可哀想なので、クレームをつけたくて、この第4部(監督出て来い!)で取り上げました。