夏服のイヴ (1984年)

少年の出番 主人公が家庭教師をしている子どもたちの長男が可愛い。結構出番あり。
寸評 松田聖子さんのアイドル映画。ニュージーランドの美しい風景だけが印象に残る。
映画情報など 1984年公開。VHS版は中古も絶版。
写真は山越正樹君。


松田聖子さん主演の第3作。主題歌の方が有名かもしれません。2025年になってWOWOWで放送があり、初めて鑑賞しました。内容はとても共感できるような作品ではありませんが、ニュージーランドの風景と子役の山越正樹君の可愛さが印象に残りました。これだけでも私には見る価値はありました。

3人の兄妹と家庭教師の牧子先生(松田聖子さん)

幼稚園教諭を目指して牧子(松田聖子)は上京したが、なかなか就職できない。ひょんな事からある経営者(近藤正臣)の子どもたちの家庭教師になった。一方で若い男(羽賀研二)と恋仲になるが、これがチャラ男で全く信用できない。やがて経営者はニュージーランドに引っ越して行った。しかし後から牧子も呼ばれた。

末っ子の女の子が牧子を慕っており、しばらくの間いてほしいとの事だったが、やがて経営者は牧子にプロポーズ。そこへチャラ男もニュージーランドへ押しかけてきて経営者とバトル。すったもんだの末、牧子はチャラ男を選び、日本へ帰って行く。


まず私が本作に共感できない理由。松田聖子さん演じる牧子が選んだのは羽賀研二さん演じるチャラ男。羽賀さんには申し訳ないのですが、平気で嘘をつく、自分勝手、気に入らないとキレる...こんな人では結ばれたとしても、すぐ破局ではと思ってしまうのです。

もちろんいい部分もあります。一途に牧子を愛していること、(ライバルの経営者男性に比べて)若いこと、それと実は大物(代議士?)の御曹司であったことも判明します。まあ近藤正臣さん演じる経営者は3人も子どもがいる中年男性。牧子は20歳。やはり若さが1番なのかも。

3人の子ども。小5の長男アキラ(山越正樹)、小3、小1の妹二人。この二人の妹はそっくりですので実の姉妹だと思います。3人はなぜかチャラ男にも懐いているのです。父さんのライバルなのに。それどころかチャラ男は子どもたちに「牧子を返してくれ」と言うのです。泣きながら(見ていて恥ずかしかった)

さて山越正樹君。1985年のドラマ「ママ、大変だァ!」ではほぼ主役でしたが、大変なイケメンになっており、強烈な印象が残っています。本作はその前年ですので、まだ幼いのですが、イケメンになる兆しは十分に感じられます。本作はもういいのですが、このドラマはリメイクしてくれたらなぁ...


家庭教師の牧子先生が初めて訪れた日。先生を見て子どもたちは喜んだ。


家族でニュージーランドへ赴任する事になった。
東京を出発するのは真冬。アキラも冬の服装
ところが下は白の半ズボンに黒いブーツですよ。
♪翼の生えたブーツで...この時代の少年はオシャレ!


しかしニュージーランドは真夏。子どもたちも聖子ちゃんも眩しいなあ...


ニュージーランドならではの風景(その1)羊が波のように流れていく。


ニュージーランドならではの風景(その2)真夏でも雪が残る山。この服装で大丈夫?


プレジャーボートで川を下る。最前列は父(近藤正臣さん)とアキラ。笑顔が眩しい!


牧子先生はチャラ男と暮すため帰国。子どもたちとお別れの日。



※後記
松田聖子さん。その歌を見直してみると結構英語の歌詞が多いのです。私は専門家でないので断言はできませんが発音もいいように思います。聖子さんの歌で1番好きだったのが♪赤いスイートピー。上の画像のキャプションにか書きましたが、翼の生えたブーツで....あなたと同じ青春、走ってゆきたいの....など刺さる歌詞が好きでした。

ずっと昔、会社の飲み会の2次会のカラオケ。酔っ払っていましたので受け狙いで赤いスイートピー。誰も聞いていないので好き勝手に歌っていたら罵声が。気持ち悪い!せっかく食べたもの戻しそうや! それ以来は歌ってません。いや懲りずに数回は歌ったかも。





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