ウルトラマン80 (1980-81年)

初回放送・製作 1980年4月2日・TBS系列
作品評価
お薦めポイント 迷走に次ぐ迷走。後半は少年俳優が活躍。
関連情報など DVD-BOX発売中。海外版は超お得ですよ!
写真はハカセ役の上野郁巳君。(序盤レギュラー)


1974年の「ウルトラマンレオ」から5年ぶりに制作されたウルトラマン。しかし従来とは大きく違う路線。まるで当時流行っていた金八先生風の学園ドラマ。しかし視聴率が取れず、何回も設定変更し、少年向けドラマに落ち着きました。詳しくはWikipediaなどを参照して下さい。

例によって海外版DVD-B0Xが4000円を切る値段でAmazonにありましたので購入。このシリーズは全てブルーレイでしたので、本作もブルーレイと思ったらDVD。これは残念で仕方ありません。ハイビジョンのブルーレイ版が出れば買い直します。

終盤の45話より。バルタン星人に襲われる少年たち。後方はヤマト隊員。

ヤマト(矢的)(長谷川初範)は中学の教師であり、その実体はM78星雲から来たウルトラマン80だった。宇宙からの侵略が襲撃が激化し、ヤマトはUGM(地球防衛組織)にも入隊し、宇宙人や怪獣たちとの戦いを繰り広げる。さらにユリアンという女性戦士も加わる。そして戦いが一段落したところで星雲へ帰っていった。


ウルトラマンが中学の先生とは。顔は男前ですが、パッとしないというか、風采の上がらない先生。当時人気だった「金八先生」の影響だったのでしょう。もちろん私はリアルタイムでは見ていません。ついでに金八先生とかの学園ドラマも見ていません。(小学校が舞台の「うちの子にかぎって」は見てました)

しかしこれは12話まで。そこから全く別ドラマに。UGM隊員として宇宙人や怪獣と戦いを繰り広げるのです。先生を辞めたというシーンはありませんが、自分の生徒たちを放っぽらかしていいのでしょうか。中学教師編の視聴率が良くなかったので路線変更との事。

しかし怪獣との死闘編も、小さなお子様には不人気だったようで、30話くらいから子供が準主役のエピソードに路線変更。これは以前の「帰ってきた」、「エース」、「タロウ」、「レオ」と同じような路線。さらにウルトラマンでは初の単独ヒロイン戦士も。(エースに女性の南隊員がいましたが、男女合体して変身)

そんな事はおいといて。30話以降には、少年俳優も続々登場。レギュラー役はいませんが、毎回結構な美少年も登場しますので、興味深く鑑賞できました。最終話近くで、またヤマトが先生に戻ったのか、中学生を指導する回がありましたが、なんかアリバイ工作みたいで...


12話までレギュラーのハカセ。
ヤマト先生と絡む重要な役。
同じくレギュラーのラクゴ。
(演じるのは鍛代順一君)
同じくレギュラーの中学生。
(ハカセ、ラクゴよりは出番少なめ)


32話。ヤマト隊員にすがりつく少年。
(30話以降は子役が準主役に)
32話の少年は宍戸勝君。
(後にムード歌謡の歌手に)
35話。神社の巫女ならぬ少年。
(杉本浩一君。特撮モノに数多く出演)


38話。少年役は木村英幸君。
(本作の中でも屈指のイケメン)
41話。少年役は田中和洋君。
(面構えがいい。演技力も○)
45話。少年役は番場恵介君。
(彼もイケメンでした)


45話。いがみ合う少年たち。
ヤマト隊員が優しく仲裁に。
46話。ゲストの友人役の少年。
(すみません。氏名不詳)
48話。陸上部の生徒とヤマト。
(終盤で中学教師復活とは...)




※後記
こういう昭和の特撮番組ですが、私は契約している東映chと、格安の海外版BD/DVD BOXで最近みるようになりました。レンタル店にも特撮・アニメコーナーがあるのですが、いい年のオヤジが借りるのは気恥ずかしくて。ゴジラやガメラ映画は抵抗なく借りれるのですが。たまに中年男性が借りているのをみます。特撮ヒロイン目当てでしょうか。いっその事、カーテンの奥のコーナーにあればいいのですけど。そんな事言っているうちにレンタル店はどんどん減少。早晩無くなってしまうのでしょうか。






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